趣味のひな祭り巡り(を通して知らない町を散歩する)のために福島県須賀川へ降り立った
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須賀川は円谷英二監督の出身地で、町には怪獣のモニュメントなどが立つ。先日は飯能で手塚先生のスタンプだったし、最近キャラクターに縁あるな:飯能のおじさんと雛めぐりスタンプラリー - きっぷ2000円 酒300円
まず駅の観光案内でパンフレットをもらった。須賀川のひな祭りは商家に伝わる雛人形が各店に飾られ、スタンプラリーをしながら見て回る。参加店は60余り。スタンプを5個集めて応募すると抽選で商品券がもらえる
5個とはすぐ終わりそうだけど行ってみよう
駅前のメガネのヨネクラからスタート
上から、ヨネクラ
ビューティーサロンドルチェ
大和屋紙店
おしゃれ館よしかつ
八木屋園茶屋店
開始から1時間20分でスタンプ5個を集め終えてしまった
5個目の茶屋の主人に、じゃあ応募しておきます、と用紙を切られるのが切なかった
スタンプは会話ツールなのだ。これがあるおかげで馴染みない店も入りやすかったのに
しかしビジネスの宿 新鶴屋はスタンプのために従業員を呼び出すのがしのびなかった
スタンプラリーしなくてもひな飾りを見に来たと言えばいいのだけど
ラリー終了を残念がっていたら八木屋園茶屋の主人がもう一枚用紙をくれて、再スタートできることになった。嬉しい
私はスタンプの求道者
用紙を持って店に入ると店の方が“あ、スタンプね(OK)”といった具合に押してくれる
上から、おしゃれ寝装品ロマンスいちむら、ベーカリータマキヤ、くまたぱん本舗、久保木畳店、石堂時計店
1巡目より店間が狭く、あっというまに5スタンプをクリアした
久保木畳店では好きな畳べりで、その場でアクセサリーを作ってもらえた。近頃の自分の耳にぶら下げているやつで、軽くて良い
だがさらにスタンプ用紙を手に入れることができ、3ラリー目を始めた
芭蕉記念館に積んであった用紙
上から、ホテル虎屋、須賀川信用金庫、ササキ靴店、須賀川柏屋、白光堂デンキ。また終わった
スタンプ5ぽっちとは、東京から遠征した者にとっては物足りなかった
三春張子の顔つきに見えた虎屋のお雛様
しかし実はこれまでの間、お茶から土産まで心苦しいほどのもてなしを受け、十分な満足を得ていた
ビューティーサロンドルチェで昆布茶を、店の犬を愛でながら
白光堂デンキで店の奥さんからお茶をもらい一緒に飲んでいたら、奥さんの友達がお菓子を持ってやってきて、改めてコーヒー、チョコ、薄皮饅頭も頂いた。テレビもあるしだいたい茶の間であった
麺処の井桁屋本舗では手作りのカードと、さくら素麺を2束もらった。かっぱ麺は買ったものなのだが、きゅうりの水分で練られた麺で、家で茹でたらそば湯ならぬかっぱ湯ができた
井桁屋本舗は須賀川ひな祭り観覧推奨店の一つ。解説が本格的だった
大和屋紙店では自分が東京から来たと言うと、自宅の畑で採れたキウイを持たせてくれた
もう食べたけど、あと3個あった
大和屋のお母さんが、ここは文房具屋だけど資材屋家業がメインで、江戸時代は宿屋みたいなことをしていたと話し文献を見せてくれた。須賀川は奥州街道屈指の宿場町だったらしい
現在も須賀川は空港があって交通の要所である
松尾芭蕉が須賀川に8日間滞在したそうだ。きっと芭蕉も手厚いもてなしを受けて、居心地が良かったんだと思う
今回初めて福島県のひな祭りを訪れたら、女の人の懐っこさを感じた。ちなみに県民性を見てみると、“中通りは人付き合いを大切にし、愛想が良くて話好き”と書かれていた。納得だ
中通りとは、福島県は会津と中通りと浜通りの3エリアに分かれる。須賀川は旧福島県エリアの中通りとなっている
かつて福島県は3つに分かれていたから県民性などいろいろ違うはず。これは会津と浜通りのひな祭りも調査せねば。来年へ意気込んだ。
また今回訪れてみて、須賀川はひな祭りでなくとも巡れるスポットが数々あることがわかった。ウルトラヒーローや怪獣のモニュメント、句碑の他に物語ボックスというのも見られた
須賀川には多くの偉人がおり、たくさんの出来事がありました。須賀川のことを多くの人に知って欲しいとの思いから、物語ボックスが設置されています(須賀川市サイト)
いつでも楽しめる須賀川であった
散策のお供にはくまたぱんを。甘いことで有名
あと日本三大火祭り松明あかしに行ってみたい。11月、開催されますように