きっぷ2000円 酒300円

18きっぷでぶらぶらしたり酒を飲んでいます。恥を書いて昇華する。

アンテナショップ半額

 

4月の2週目、新型コロナウイルスの影響により長期休業に入る諸国のアンテナショップが割引セールを行っていた。GWくらいまでの期限日の商品が対象で、まだ食べるには余裕があるものばかりだ

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職場がアンテナショップのメッカ有楽町なので帰りにいろいろ買うことができた

 

自分もまた仕事が休みになった。今年の春の18きっぷでは出かけることままならなかったし、休み中は購入した名物の品々を楽しもう。

お菓子から調味料まで無作為に選んだ15品、全て美味しかったけれど、あえて「酒場へお土産にするなら」で言うと1位は秋田のいぶりがっこせんべいです。

 

食べた感想

福井県りんごの焼菓子

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簡易包装にあなどったが本格的なケーキだった。底面をトーストしたらバターが香ってサクっとアップルパイのよう。ワインを合わせたい。たしか198→99円

 

福井県の生芋こんにゃく

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関西風と名古屋風おでんにして食べたら歯切れ良くプリプリ果肉の食感。余談だけど名古屋おでんの隠し味にコーヒーを入れるのはうちだけだろうか。324→162円

 

③鹿児島県のこれ餅

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小豆がざらっとするすあまみたいな。粉っぽい餅。味はあんこ餅。ライ麦パンのように切り方で食感が変わるのが面白く、ブロック状で餅、薄めでケーキ寄りに。シールがついていないけど183→91円

 

④鹿児島県のラムドラ

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高級スーパーなどで見かけるラムドラが鹿児島のお菓子だったとは。バター強め、しっとりの薄皮が餡になじむ。調べるとレーズンはマイヤーズのダークラムというブランドで7粒入と決まっていて、原材料の「地酒」は、鹿児島ではみりんとお屠蘇として使われるらしい。高級の意味がわかった。324→162円

 

⑤⑥福井県新潟県の大きい油揚げ

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両方炙った。福井のおあげは表面の皮が繊細。豆腐がふっくらジューシー。使用されている太白ごま油は愛知県の名物だから、コラボとも言える。672→336円

新潟はずっしり、高野豆腐を彷彿。たしか206→103円 

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二本松 菊人形とあれこれ〈下〉 - きっぷ2000円 酒300円

これは福島県の。日本には大きい油揚げが色々あるものだ

 

高知県のお味付き

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何の味なのかと。割ったらゆで卵と固いかまぼこが、汁を含みフヤフヤの車麩に巻かれていた。甘さが東京の卵焼きを初めて食べて驚いた時くらい甘いけれど、出汁が旨い。調べたら「ふ巻」のお味付きとのことだ。475→237円

 

秋田県のぬれおかき

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ぷっくりコロコロもっちもち。グミのようにパクパク食べた。しょっぱすぎず良い。302→151円

 

福井県の五月ケ瀬

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ギフト用が解体され、バラ売りになったものがさらに半額に。「ヶ」が小さい。このような南部せんべい系は全国にどれくらいあるのだろう。自分が知るのは、えぞ厚焼き(北海道)麦せんべい(福島)。110→55円

 

秋田県の豆腐かすてらといぶりがっこ揚げせんべい

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豆腐かすてらはとうふの味がする伊達巻みたい。340→170円

ふわっとしたせんべいは一枚一枚大きく、頬張ればいぶりがっこの香りが口いっぱいに広がり、柔らかくもカリっと歯ざわりが心地よい。酒場で皆で食べたい。324→162円

 

⑪⑫秋田のずんだ柿ともろこし饅頭

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地元の仙台駄菓子のような素朴さ。ずんだ柿249→124円、饅頭120→60円

余談だが少し前に母が、卵を干し柿で包んだ天ぷらを作ってくれて、干し柿と母のポテンシャルを思い知った

 

福井県のみそ

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甘め、玄米麹の滋味。麹の粒を活かすためディップ使いがいいと思う。酒かすとクリームチーズと和えたり。450→225円

 

秋田県の生もろこし

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はじめ砂糖がシャリとし、すぐにとけて口の中はあずきクリーム。お茶が美味しくなるお菓子。以前に秋田物産展で買ったことあるが、半額で買える日が来るとは。486→243円

 

入っていたチラシにピーナツ入りもろこし「もろピー」がやみつきになると書かれていて気になっていたところ、ちょうどテレビでこの店の映像が流れた

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BS-TBS「秋田角館・彩り映えるみちのくの武家屋敷」(2010年制作)より

 

もろピーなど試食できるできるかもしれない。もろこし作り体験もやっているらしく、ぜひ行きたい。

www.morokosian.jp

 

和歌山県のほねく

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骨ばり加減がじゃこ天、油と砂糖の甘さがさつま揚げ。価格失念。焼きとおでんにして食べたが、和歌山の地元ではほねくをかき揚げにした「たっちょほねく丼」というご当地グルメがあるそうだ

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有田たっちょほねく食べよら会 - 紀州有田商工会議所 会員紹介 和歌山県有田市

巡りたい

 

こんな時に不謹慎かもしれないけれど、ありがとう半額。また今度ふつうの時に買いに行きます。食べて調べて書いて、いい時間を過ごすことができた。

 

 

 

取手の雛まつり 2月時点

 

新型コロナウイルスの影響により今年の春は旅を存分にすることができなかったものの、2月に取手のひなまつりへ行っていた

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2月のまつりはまだ賑わいを見せていた

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フルートのコンサートがあったり

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アイドルイベントも

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自分はつるし飾りの中から推しを見つけることが好きだ

消防車の展示にはお子さんが集まり

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甘酒が振る舞われ

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展示会場を巡るマイクロバスも運行されていた

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味のあるバス停

 

図書館では人々がくつろぎ

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商工会館は出入り自由

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屋台も営業

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素顔がまぶしい

 

ひな祭り以外では、競輪も開催のようだった

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取手競輪辺りは高低差がはげしく、斜面がかっこいいと思った

 

JRの駅にはスタンプが設置されていた

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居酒屋も営業していた

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にら玉を注文したらオツユいっぱいのやつで温まった

 

今年の春は旅を存分にできなかった。しかしこういう時にブログは良い。思い出して書くことが、旅を二度美味しくさせてくれた

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愛知の福よせ雛みたいな取り組みが取手にもあって、“あそびぃな”というそうだ。書く時に調べることで新たな発見ができる

 

今回の雛まつり記事は時期が外れたので書くまいかと思っていたが、書いてよかった

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ステージ準備のお母さんがた写真に癒やされた

  

 

3月まとめ〜かき揚げを測る

 

3月の酒場を振り返る

 

常磐線全線開通おめでとうございます。日本橋ふくしま館で記念飲み比べセット

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下は通常日のセット。乗丹坊が香り良い

 

いわきの澤木屋、花巴の水酛は梅酒みたいな味
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取手のさつま1号店と2号を迷って結局両方行った。10歩くらいの距離にある

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帰省帰りに浦和ひとりあじ
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蒲田のんきやでお願いして砂糖をもらい、赤味噌のもつ煮に入れたら名古屋味になって嬉しい
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金町ドラム缶、ドラム缶はテーブルにも腕相撲にもちょうど良いらしい
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国道の国道下と生麦大番をはしごしたら絵面が似ていた。国道下ではもつ煮からのイカ刺し
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生麦の大番、ぬたからホヤ刺し

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蒲田阪口酒店という角打ちで、赤ちゃんとおじいちゃんたちとスナック菓子を目の前にして親戚の家みたい
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新橋そば田のかき揚げ137円、約直径10.5、厚さ3センチ。サクパリ、玉ねぎ甘く出汁は醤油しっかり

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蒲田信濃路の蕎麦用のかき揚げ50円、直径10〜12、厚さ1〜2センチ。エビがポップ。信濃路蒲田店の酒は松竹梅、鶯谷店は黄桜と聞こえてきた

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仙台丸昌のかき揚げ150円、直径9.5、厚さ1センチ。蕎麦屋じゃないけど蕎麦に合うやつ。わかめ唐揚げは竜田揚風のうす衣
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上野たきおかの野菜天180円、長いとこで13センチある、と持ち上げたらバラバラのタイプだった。小間切れ

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門前仲町魚三で柱かき揚げ350円、いびつでトップに天かすがふりかけてあるが、長いところで直径10、厚さ5センチくらい。たらちり、サケフライも食べたいf:id:sinomiy:20200325181420j:image


大井町晩杯屋の野菜天130円は直径9、厚さ6センチでげんこつタイプ。まるで玉ねぎのおにぎり・玉ねぎの団子

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あとは串カツ、ゲソ唐、南蛮漬け。油祭りだ

 

新橋さだはるのかき揚げ250円、直径16、厚さ3センチくらいあってまるでステーキ。ナイフ欲しい
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何気に測り始めたがここをチャンピオンとしよう

 

桜木町はなみちで菊正宗の百黙が美味しいと聞いた

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日の出町桐のやで資生堂の除菌スプレーが良いと聞いた
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日の出町試聴室3でミュージックバー情報を聞いたけど失念…
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終いにノンアルコール

 

好きな店へ月に一度ずつは行こうと活動していたのだが難しくなり、思えば酒場の顔見知りがずいぶん増えたものだなあと。早くの再会を願います

巡れるまち須賀川のひな祭り

 

趣味のひな祭り巡り(を通して知らない町を散歩する)のために福島県須賀川へ降り立った

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ホーム

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須賀川円谷英二監督の出身地で、町には怪獣のモニュメントなどが立つ。先日は飯能で手塚先生のスタンプだったし、最近キャラクターに縁あるな:飯能のおじさんと雛めぐりスタンプラリー - きっぷ2000円 酒300円

 

まず駅の観光案内でパンフレットをもらった。須賀川のひな祭りは商家に伝わる雛人形が各店に飾られ、スタンプラリーをしながら見て回る。参加店は60余り。スタンプを5個集めて応募すると抽選で商品券がもらえる

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5個とはすぐ終わりそうだけど行ってみよう

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駅前のメガネのヨネクラからスタート

 

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上から、ヨネクラ

ビューティーサロンドルチェ

大和屋紙店

おしゃれ館よしかつ

八木屋園茶屋店

 

開始から1時間20分でスタンプ5個を集め終えてしまった

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5個目の茶屋の主人に、じゃあ応募しておきます、と用紙を切られるのが切なかった

 

スタンプは会話ツールなのだ。これがあるおかげで馴染みない店も入りやすかったのに

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しかしビジネスの宿 新鶴屋はスタンプのために従業員を呼び出すのがしのびなかった

 

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スタンプラリーしなくてもひな飾りを見に来たと言えばいいのだけど

 

ラリー終了を残念がっていたら八木屋園茶屋の主人がもう一枚用紙をくれて、再スタートできることになった。嬉しい

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私はスタンプの求道者

 

用紙を持って店に入ると店の方が“あ、スタンプね(OK)”といった具合に押してくれる

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上から、おしゃれ寝装品ロマンスいちむら、ベーカリータマキヤ、くまたぱん本舗、久保木畳店、石堂時計店

 

1巡目より店間が狭く、あっというまに5スタンプをクリアした

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久保木畳店では好きな畳べりで、その場でアクセサリーを作ってもらえた。近頃の自分の耳にぶら下げているやつで、軽くて良い

 

だがさらにスタンプ用紙を手に入れることができ、3ラリー目を始めた

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芭蕉記念館に積んであった用紙

 

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上から、ホテル虎屋、須賀川信用金庫、ササキ靴店須賀川柏屋、白光堂デンキ。また終わった

 

スタンプ5ぽっちとは、東京から遠征した者にとっては物足りなかった

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三春張子の顔つきに見えた虎屋のお雛様

 

しかし実はこれまでの間、お茶から土産まで心苦しいほどのもてなしを受け、十分な満足を得ていた

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ビューティーサロンドルチェで昆布茶を、店の犬を愛でながら

 

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白光堂デンキで店の奥さんからお茶をもらい一緒に飲んでいたら、奥さんの友達がお菓子を持ってやってきて、改めてコーヒー、チョコ、薄皮饅頭も頂いた。テレビもあるしだいたい茶の間であった

 

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麺処の井桁屋本舗では手作りのカードと、さくら素麺を2束もらった。かっぱ麺は買ったものなのだが、きゅうりの水分で練られた麺で、家で茹でたらそば湯ならぬかっぱ湯ができた

 

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井桁屋本舗は須賀川ひな祭り観覧推奨店の一つ。解説が本格的だった

 

大和屋紙店では自分が東京から来たと言うと、自宅の畑で採れたキウイを持たせてくれた

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もう食べたけど、あと3個あった

 

大和屋のお母さんが、ここは文房具屋だけど資材屋家業がメインで、江戸時代は宿屋みたいなことをしていたと話し文献を見せてくれた。須賀川奥州街道屈指の宿場町だったらしい

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現在も須賀川は空港があって交通の要所である

 

松尾芭蕉須賀川に8日間滞在したそうだ。きっと芭蕉も手厚いもてなしを受けて、居心地が良かったんだと思う

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市内には芭蕉ゆかりの句碑や旧跡が数多く残され、句碑めぐりや旧跡探訪などを楽しむことができます(須賀川市サイト)

 

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今回初めて福島県のひな祭りを訪れたら、女の人の懐っこさを感じた。ちなみに県民性を見てみると、“中通りは人付き合いを大切にし、愛想が良くて話好き”と書かれていた。納得だ

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中通りとは、福島県会津中通り浜通りの3エリアに分かれる。須賀川は旧福島県エリアの中通りとなっている

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かつて福島県は3つに分かれていたから県民性などいろいろ違うはず。これは会津浜通りのひな祭りも調査せねば。来年へ意気込んだ。

 

また今回訪れてみて、須賀川はひな祭りでなくとも巡れるスポットが数々あることがわかった。ウルトラヒーローや怪獣のモニュメント、句碑の他に物語ボックスというのも見られた

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須賀川には多くの偉人がおり、たくさんの出来事がありました。須賀川のことを多くの人に知って欲しいとの思いから、物語ボックスが設置されています(須賀川市サイト)

 

いつでも楽しめる須賀川であった

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散策のお供にはくまたぱんを。甘いことで有名

 

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あと日本三大火祭り松明あかしに行ってみたい。11月、開催されますように

 

 

飯能のおじさんと雛めぐりスタンプラリー

 

ひな祭りを見に行ったら、地元のおじさんとスタンプラリーを巡ることになりました

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ひな祭りイベントに行くことが趣味だ。全国には3大つるし飾りやかつうらビッグひな祭りなど趣向を凝らしたひな祭りがあるが、町へもう一歩踏み込みたい自分にとっては商家回遊型スタンプラリー形式が最適である。それで今回は埼玉県飯能のひな祭りに行ってきた

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家からわりと近いのに行ったことなかった

 

ひな祭りを趣味にすると旅行にもなって良い。関東地方はひな祭りイベントが多種あり、都内の家から普通電車で1〜2時間で行くことができる

https://www.ibarakiguide.jp/seasons/hina.html

特に茨城県が盛ん

 

10時半に飯能駅に着いた

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ムーミンパークがあるとか知らなかった

 

駅の観光案内で台紙をもらい、スタンプラリーを始める

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外へ出る前に駅ビルに寄ったらスーパーがやけに賑わっていて、みんな業務用みたいな肉をカゴに入れていた

 

スタンプは参加店ごとに1つ置かれ、20個集めると冒頭の「ひな咲くまち」ポスターと同じ絵のクリアファイルがもらえる。範囲は駅周辺から車で30分のところまで全126か所。今回は徒歩で巡れる市街地に絞って行く

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黒マルの店と赤マルの店を巡る

 

駅ビルを見ていたらもう11時過ぎたけれど、今日はスタンプラリー開催初日。はりきっていくぞ

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通りの石がかっこいい

 

1軒目「絵梨邑」

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何屋かマップに記載がなかったが着いてみたら化粧品屋だった。店頭のひなツリーが変わっている

 

一階の化粧品カウンターでスタンプを押してもらうと、“二階にも飾りがあるから見ていって”と言われた。この交流がスタンプラリー形式ひな祭りの良い所である

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化粧品売場

 

二階は手芸店で、手作りのつるし飾りとマッチしていた

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飾りを作りたいと思ったらすぐに材料が買える

 

絵梨邑を5分ちょっと見学して次へ向かった。駅ビルとはまた別の食品スーパーを通った時にふと、“今日何でこんなに混んでんの?”“給料日だからだよ”という町人の声が聞こえて、なるほど

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スーパーの駐車誘導マンがマップを手に歩く自分へ、“○○を見に行ったらいいよ!”と遠くから教えてくれたけれど、何ていうところだったか忘れてごめん

 

2軒目「喫茶 木洩れ陽」

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ピンクののぼりがスタンプ設置店

 

飲食しなくても店の奥まで進み、店のママからスタンプがもらえる。2つ目で気付いたが、どうやら飯能では手塚治虫スタンプを集めるようだ

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元編集担当が市の青年会にいたかららしい。思いがけないかわいいスタンプにやる気が増した

 

ママから❶はどこでもらったの?と聞かれた。そういえば絵梨邑の店員が自店のスタンプを“今年は可愛いわね”と言っていたので、スタンプは市から店へ毎年ランダムに渡り、リボンの騎士は当たりのようだ。

 

木漏れ陽にはオーナーが集めたアトムグッズや記念硬貨の展示もあり、ひな飾りより見てしまった。「造幣局が作った不良硬貨セット¥160」が気になった

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※当記事はひな飾りに特化したレポートではありません 

 

スタンプを押しに来ただけなのに、お土産に切手までもらった。あとで時間があったらバナナジュースを飲みに戻って来たい

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10分ちょっと滞在した

 

3軒目「大澤洋服店

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大澤洋品店はごめんくださいと呼んでも届かず、入口に置かれたスタンプを自分で押した

 

次へ進むと拝殿から生えているような大きな御神木が見えたので寄った。狭い敷地が木に覆われて聖域の感じがした

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このとき12時過ぎでスタンプ3個。観光案内では2時間くらいでラリー回れると聞いた気がするが…。この先はコンパクトに行く

 

3、4軒目「丸広百貨店

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2スタンプゲットできた。タコの吊るし飾りに絞り染めの柄がよく合う

 

5軒目「飯能信用金庫

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静まり返ったエントランスで受付男性と対面しながら

 

6軒目「中屋商店」

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折り紙に包まれた飴をもらえた

 

7軒目「マサカヤ薬局」

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店の主人がつるし飾りの所以をクイズ形式で教えてくれた

 

8軒目「八高商会」

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“友子おばあちゃん手造りです”

 

9軒目「深田屋商会」

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工具とのコントラスト

 

10軒目「理容フクシマ」

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御殿飾りとパーマあてる機械が絶妙に頭上つながり

 

11軒目「松林堂菓子舗」

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各地のイベントに使用される雛人形は商家(個人宅)に伝わるものと、寄付などに大別されるが、飯能のひな祭りは商家に代々伝わるものらしい

 

12軒目「月光堂カメラ店

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店の前ですれ違ったご婦人が“あなた飯能の人?”と声をかけて下さり、おすすめの飾り店を教えてくれた

 

13軒目「フタバ」

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マネキンがお父さんとお母さんのよう

 

14軒目「こめよし商会」

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飯能は西川材が特産

 

15軒目「小さなブティックAKINDO」

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黒マルのスタンプを集め終えた

 

そこへ地元のおじさんがやってきた。おじさんはスタンプを押したあと店のママと、自身が履いてきた変わった靴の話をしている

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軍手の質感で履き口は紐のスニーカー。ママも履いてみたことがあるけれど合わなかったと話している。思わず自分も会話に参加し、写真を撮らせてもらった

 

スタンプについて、自分はこれから赤色を集めに郊外へ行くと告げると、二人から時間が間に合わないかも…と心配された。今14時。スタンプラリーの景品交換時間は16時迄

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オレンジ色のコースで行くと観光案内で聞いた通り2時間くらいで回れるようだけど

 

景品が目的ではないので、べつに間に合わなくてもいいのだが、不慣れな道だ。二人の提案でおじさんに案内してもらうことになった。これから約1時間半を共にする。

 

まずは銀座商店街(AKINDO前の通り)のスタンプをおじさん自身が押して行く

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座商店街はスタンプが密集し、店頭でセルフが多くサクサク進んだ

 

おじさんは飯能ひな祭りスタンプラリーが開催されてから今年15回目まで、毎年参加しているそうだ。現時点でスタンプ2個だが、あと2時間以内で全て集めるというプロであった

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観光案内もしてもらっちゃった

 

軍手感のスニーカーは履くようになってから体の調子が良く、2万円。足取りが軽かった。趣味はスキー

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能仁寺。大きな燈籠がかっこいい

 

おじさんのスマホが時々鳴るので尋ねたら、ポケモンGOだった。70歳でゲームに好奇心を持てるとは素敵である

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昔併設されていた幼稚園に通っていたという観音寺。ここも燈籠がかっこよかった

 

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孔雀明王だ!

 

ムーミンパークや発酵食品のパークができること、地元のアニメ、美味しい店、近所の店へ有名人の妹が嫁いできたなどのこぼれ話も伺った

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けっこう遠くまで来た。一人では無理だったと思う

 

おじさんのおかげで無事にゴールすることができた。最後の会場いっぱいのつるし飾りがくす玉に見えた。

20軒目「絹甚」

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16〜19も楽しくすごしました

 

おじさんは毎年一人でひな祭りスタンプラリーを回っていると言っていた。自分もそうだ。もしかして初めてスタンプラリー友達ができたかもしれない。

 

16時にさしかかる頃、我々は名物のまんじゅう屋の前で“また来年”と言って別れた

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新島田屋

 

飯能味噌付まんじゅうは、焼きまんじゅうにあんこが入っていて美味しかった

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まんじゅう屋の主人へこれまでのことを話すと、主人はおじさんを知っており“走ってなかった?”と言った。地元では走ることで有名らしい

 

駅へ戻る途中、飯能の燈籠がかっこいい件について新井石材店へ尋ねてみた

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駅前通りのオブジェも石だし、石にまつわる町なのかしら

 

聞くと能仁寺を始めとした燈籠は港区増上寺から移されたもので、徳川のものとはどうりで立派なのであった。よく見たら葵の紋があった

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大きい燈籠が町に点在してた

 

終わりに、新島田屋の主人からおすすめのひな祭りを聞かれたので答えたことを紹介します

飯能辺りから行くなら近めの「鴻巣びっくりひな祭り」がインパクトあって男性にも良さそう

鴻巣 びっくりひな祭り - きっぷ2000円 酒300円

「真壁のひな祭り」は町おこし的ひな祭りの先駆けで見応えと歴史的風情がいい

真壁のひなまつりはマルシェ - きっぷ2000円 酒300円

おもしろなら名古屋方面の「福よせ雛」でしょうか

吉浜の福よせ雛は、今年もおもしろ - きっぷ2000円 酒300円

 

また、“ひな祭り以外ではどういう所に行くの?”と聞かれ、以前は石仏を見に行っていたけれど車じゃないから大変。(石仏は郊外や山に多い) 今は飲んでばかりですね。と答えた

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飯能到着時のスーパーの肉を買う人々に触発されて、帰りに肉を食べようと居酒屋「のんのん」へ寄ったら、お客に福岡県柳川出身者がいた。柳川は3大つるし飾りの町である。ひな祭り冥利に尽きた