きっぷ2000円 酒300円

18きっぷでぶらぶらしたり酒を飲んでいます。恥を書いて昇華する。

3月まとめ~栃木で利き酒名人になった

 

3月の酒場を振り返る。

 

 

名古屋、大曽根に凄い店があった。みのや北村酒店。一見ふつうの角打ちで、お客さんは近所の会社のおじさんとか。しかし漫画も音楽もハブラシもある、角打ち界のビレバンのよう。若き店主が〝面白いと思ったことは何でもやる〟と言っていた
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ハブラシ良かったのでまた買いに行きたい

 

 

名古屋、那古野上野屋。この「さがり」を食べずには帰れないでしょう。大将が〝うまいと思ったラーメンだったけど3杯食べたらやっぱ違う〟と。〝うまいラーメンは5杯食べられる〟と。替え玉でなく5杯だと

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静岡ひよこ、飲む前にスーパーに行こうかなと告げたら自転車を貸してくれた。旅先で乗る自転車は地元民になれた気がして嬉しい。名物はんぺんフライに添えてあるプチヴェールは静岡で開発されたんだって
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品川ふじ、なすと春菊天とカラアゲをもらう。日本酒ですか?飲み方が雑だから好きと言いにくいですね
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日本橋ふくしま館で、福島の飲み屋に行った話と、愛知で仁井田愛好会会長に会った話を報告。あと蒲田ユザワヤで安くスーツ作れるよ、と教わる
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新橋壱番館にディスコ好きなお客さんがいて、皆に〝踊りに行かない?〟と声かけていることが自分の世代にはおもしろい
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品川大平屋、夕方にレジが新しくなり、慣れず大変だが全ての業務を一人でこなすおかみさんを尊敬。客の声:ということはまだ店続けるんだね。:そのレジAmazonで半額だよ
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高島屋の大近江展で試飲いっぱいもらって美富久を購入することにした。商売上手なお母さんは小柄でずいぶんと腰が曲がっていて、滋賀からはるばるやって来たんだなあと聞いてみたら、〝ワタシ高島屋のアルバイト〟だって
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新橋こひなた、田中さんは受験の話を聞くたびに、〝孫に湯島のお守りあげたら落っことしちゃった〟ことを思い出すそうだ
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蒲田いちのへ、燻製ポテサラが蓋付きで提供されて開けると煙。たまにおしゃれな店に来たらびっくりする。煮込みトッピング用レバカツを特別に単品注文したら煮込み少し付けてくれて、納得の相性
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白子が食べたくて門前仲町の魚三。会計640円ですみません。初めての2階。隣のおじさんがバツ3だと
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神田イチゴーの日、2品で300円ですみません。食べロガーとマラソンランナーの写真のはざまで

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糀谷、万福食堂。ぷっくりイワシフライと、あさりごろごろ卵とじと徳利1本で800円だ。シャチョーと呼ばれる方が札束直に持ちあるいてる
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蒲田八重瀬へ行ったらちょうど噂されていたらしい。どうも、私です
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神田さわ好の肉豆腐の汁もちかえりたい。出先で蒲田に住んでる話をすると、ユザワヤユーザーに出会うことが多くて偉大さ実感する
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山東力士まつりできき酒当て、受賞式で一緒になった若すぎる子に酒蔵の娘なの?と聞いたら〝親が飲んべえなだけです〟。烏山駅始発帰りの乗客の居眠り率たるや
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実家が烏山という婦人の〝今は兵庫の萩の鶴かワイン〟という声が聞こえた

 

 

烏山名物コロッケ(ノーマルがカレー味)を食べ損ねた衝動で浦和ひとりあじへ揚げ物食べに行く
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蒲田飲み会でドラム缶からいちのへ。皆で桜の下歩いた。イヤホンをなくして後日聞き込みに向かい、ドラム缶で情けの酒を頂戴する。家にありました
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来週、健康診断です
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二川 のんほいパーク

 

愛知県を散策していたら「のんほいパーク」が目にとまった。なんて楽しそうな響きなんだ。少し調べると動物園と植物園と遊園地が一緒になっていて、十分な時間が必要そうだ。機会を待ち、先日ついに行って来た。

 

朝9時すぎに豊橋の隣の駅、二川へ
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動物園なのに恐竜がいる

 

駅前広場に菊人形のような恐竜がいる。最近吉浜で貝柄のゴジラを見たばかりだったので、愛知は怪獣飾るのが好きだな、と何となく思った
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怪獣づいてる此の頃

 

のんほいパークまでの道はオブジェをたどるので飽きない。これ動物?怪獣?
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 動物だ
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歩道橋から観覧車が見えてウキウキしてきた。まるで舞浜の気分だ

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パーク到着。どんなのんほいが待っているのだろうとワクワクする

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なおこれはパーク手前の販売所。買わなくてもお金をいれてみたくなる筒
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パーク手前のポスト。イソジンにしか見えない
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入園。目の前に植物園があるがまだ9時半だ、他の様子も見てからにしよう
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遊園地に来てみた。園内は絶叫系、メリーゴーランド、ゲームコーナーと、定番を押さえたラインナップだ
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のんほいコースターのアナウンス哀愁に聞き入った

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 古き良きファミコン感あるヴァルカン伝説。当日は運休で残念
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〝のんほいのんほい〟という声が聞こえて来そうな住人たち
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一人で散歩するにはちょうど良い大きさの遊園地だった。次は動物園に行ってみよう
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[10時17分]

 

初めに見た動物マンドリル。動物園は最初のほうに写真を多く撮りがちだ
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飼いたい
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水族館みたいなところ
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小動物から馬まで、ふれあいコーナーが充実していた
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園内は道が広く、サファリパークのような専用バスが走っていた。体の不自由な方も楽しむことができるんだな
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小高い丘の上に取り残された雰囲気の資料館があった。閑散としている
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身にしみる標語

 

こちらでは剥製を多く所有しているそうだ。自分が説明書を見逃しているのかもしれないが、どれが剥製なのかわからない。大きなライオンなど、本物だろうか?
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触れるアシカにドキドキした

 

ゲームコーナーに和む

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資料館を出て辺りを見渡すと観覧車が遥か彼方。地図を見ないで進んで来てしまったが何だか景色が動物園らしくないし不安になってきた

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眼下にひろがる工事現場 [11時32分]

 

あとで調べるとのんほいパークは40ヘクタールの広さがあった。時折自転車で移動するスタッフとすれ違う
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40ヘクタールが分からず検索したら、同じ質問をしている人がいた

 

焦る気持ち叶わず、道に迷ってしまった。今バスに会ったら飛び乗りたい。のんほいの森は深かった
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この柄何だろうと思ってたけど何度も通っていたらシマウマに見えてきた

 

疲れた頃に見たテナガザルの不敵な笑みに、化かされている気がした
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そんな目で見ないでくれ

なんとか森を脱出すると現代的建物があった。当パークが複合施設であることは予習していたが「自然史博物館」があることを見逃していたらしい
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もう13時

 

予期していなかった立派な博物館。本物の恐竜の化石などある
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だから駅前に恐竜があったのか

 

いまどきの博物館すごい

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デジタル映像と恐竜の人形の劇場にはまた舞浜を彷彿した。他にもっと大きなスクリーン(13m×18m)の部屋もあるらしいf:id:sinomiy:20180324105622j:image

サイトより〝世界各地の化石、恐竜や郷土の動植物がところ狭しと並ぶ博物館。クイズやゲームも楽しめて、自然に関する情報もいっぱいです〟 

 

まだ魅せるか、とのんほいパークのボリュームに感服した。もし園長に会えたら、〝やあやあ素晴らしかったです〟と握手を求めたい気分だった。

 

自分は恐竜や地質学に疎いが、動物園などと同敷地にあることにより足を踏み入れ、見てみれば面白いと思えた。のんほい総合パークに来てよかった

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また別の展望棟より、中央右が自然史博物館

 
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グッドデザインすべり台

 
やっと植物園へ戻る。朝、入園時に後回しにしたところだ。あとは癒されて帰ろう
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長い旅をしてきた心地 [14時半]

 

しかし外観からさほど広さを感じなかったが、内部は植物が茂り起伏のある小路と、テーマごとに分かれた部屋を出たり入ったり。旅の第2章が始まったのであった
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宮殿

 

けっこう歩くけどがんばろうぜ
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アートアクアリウムのようなコーナー
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どうくつ

 

時々あらわれるキャラクターたち
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ラストが近づく。最後に待っていたのは巨大なくまだった。やったな花飾りのへや…!

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You win!

 

こうして植物園をクリアした。

 

 

15時をすぎた頃、帰ろうとするとのんほいパークに響くアナウンスが聞こえた。

~お得な前売り入園券はパーク窓口にて販売中、480円~

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安すぎて化かされている気がする

 

480円…1日過ごして480円…。正規でも600円だ。のんほいパークは国公立の施設だがしかし衝撃のコストパフォーマンス。

 

この日、帰宅するとメガネが無かった。きっとのんほいの御手洗いでメガネからコンタクトに替えた時に忘れてきたのだろう。それは5千円ほどのもので、のんほいの感動への代償と思えば惜しくないと思えるのであった
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のんほいパーク-豊橋総合動植物公園

 

 

最後にのんほいとは…

「のん」と「ほい」がくっついたものです。意味用法は「のん」と同じですが「ほい」が付いたぶん「のん」の意味が強調されている…

三河弁講座初級編

 

 

 

吉浜の福よせ雛は、今年もおもしろ

 

以前、愛知県の吉浜へ細工人形を見に行ったことがある。その時は平日の穏やかな町を知ることができたが、人形のメッカが人形で沸くところも見てみたい。それで今年は雛祭りに行って来た

sinomiy.hatenablog.com

その時の記事

 

駅前は静か。前回は平日の午前中に来たけれど、今回は土曜の真っ昼間だ
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今日はパレードもやるってよ

 

駅を出ると、店のベンチにお雛さまが座っていた。第一町人は君たちだ
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吉浜の雛祭りイベントは、いつも細工人形が展示されている部屋に雛人形が飾られ、スタンプラリーになっている。これなら自分は2度目なので余裕を持って楽しめそう

 

展示部屋に着くと入口に親子や友達同士で来ている子や、案内のスタッフが見えた。前回はひとけなかった場所だ

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入口には名産の瓦を使った飾り

 

福よせ雛とは8年前から東海地区を中心に開かれていて今年は23会場、使われなくなった雛人形をコミカルに飾り付ける催しだ。以前に有松へ見に行ったことがある

sinomiy.hatenablog.com

 

吉浜の福よせ雛は、キャッチコピーに「ことしも面白いらしい」と書かれてあった。自分はいくつかの地方の雛祭りイベントを体験しているが、さて吉浜のおもしろとは…

 

 

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まわってる

 

雛人形が回っていた。自分がかつて巡った雛祭りがくつがえされた。こんなの見たことない。以前吉浜で出会ったおばあちゃんから聞いた〝この町は新しい店ができても定着せず、100年前から変わっていない〟という言葉を思い出す。もちろん大げさであるが、閉鎖的な地域から生まれたウィットなのだろうか

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また別の場所では雛たちがビデオを見ながら鬼瓦を作っていた

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地獄絵図にも見えた。作っては壊され続けるやつだ

 

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細工人形とも他地方の雛祭りとも違うおもしろを見せつけられた

 

町の広場では市が開かれ、飲食する人や雛まつりライブの観客で賑わっていた。人形小路では運良くパレードとすれ違った。平安装束の子どもたち十数人の行列が、福よせ雛吉浜会場に花をそえる
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ひたすら朗らか


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駆け回る子どもたちを見守っているようだ

 

スタンプラリーを終えてから、最後にもう一目見ようとオリンピックを模した会場に戻った
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大きい彼女はふだんからいる細工人形

 

この会場は動いたり鳴ったりしないが、立体感がすごかった
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大人と子供のバランスいい

 

いつもの細工人形スタンプラリーは展示部屋が無人だが、今日は祭なのでスタッフがいて福よせキーホルダーなどの販売がされていた。そこで自分が以前も細工人形を見に来たことがあると話した
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細工人形とは貝殻や木の皮の自然物を竹などで作った等身大の骨組みの上に飾り付け、縁起物などの場面を作るもの

 

女性スタッフが気を利かせてくれて〝誰か細工人形に詳しい人がいたらよかったんだけど…〟と言った時ちょうど、業務を終えたおじさんスタッフがやってきた。おじさんは事態を知ると、〝え、まじで?〟という感じですぐに細工人形のパーツを出して見せてくれた
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昨日蒲郡でいい貝みつけた、と嬉しそうに

 

話を伺った。吉浜は菊人形の里として有名だが、菊人形は100年くらい、細工人形は360年の歴史をもつらしい
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基本的にはパーツは色付けせず素材を活かす。虫柄がリアル

 

現在はおじさんをはじめとしたボランティアで人形を制作しているそうだ。高浜市からボンド代くらいは出るけど、と言っていた。吉浜はあとから市に合併したので立場が弱いらしい
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おじさんが写真撮って、と言うこれは菊人形で著名な一冊とのこと

 

いろいろ撮影をさせてもらった。おじさんはFacebookInstagramに載ることを望んでいるようだがあいにく自分はやっておらず、当ブログの影響力は皆無

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人形の顔、似てないですよね?と漏らしたら一応似たものを選んでいるが、現在顔の制作者が減っており、問題となっているらしい

 

町の力になれず申し訳ない。写真は個人的に大切にします。おじさんと別れたf:id:sinomiy:20180316193556j:image

こちらは駅前のギャラリー

 

前回吉浜を訪れた際に、出会ったおばちゃんと昼ごはんを食べた。サロンぽっぽっぽで、名物高浜とりめしが400円で食べ放題だった
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とりめしとちらし寿司があって、初めにとりめし、2杯目にちらしを食べると酢でさっぱりして3杯目のとりめしが美味しく食べれる、と教えてもらった

 

そんなとりめし先輩、盛田さんの名前を雛まつりパンフレットに見つけ、ギャラリー出展とのことでやって来た
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盛田さんですよね?と声をかけるとすぐに気付いてもらえた。1年半ぶりの再会だ

 

今回の「手作り小物とアンティーク着物展」は8名の展覧会なのだが会場の大部分を盛田さんの作品が占めている。他の作家さんは常駐していないようなので会えてラッキー
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盛田さんのお雛さま

 

現在はパートをやめて創作に没頭しており、年に一度、このような機会で作品を発表しているそうだ。相変わらず作りながらビールを飲んでいると聞き、元気そう。〝太っちゃったから昨日からダンスをはじめた〟とは、次回会う時の姿が楽しみだ
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うさぎとペコちゃんが大好きらしい

 

ちなみにこの日自分は有名チェーン「おとうふ工房いしかわ」のランチバイキングに行ったのだが元は小さな豆腐屋で、盛田さんの家の近くにあったという
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とりめしもあった。ランチバイキング実施は刈谷銀座店のみ

 

盛田さんの作品は愛嬌がいい。今回は特に目に留まった人形を購入し、家にある思い出の品と繋げて吊るし雛にした
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右側上から、盛田さんの人形・岩槻の雛めぐりで作った鞠・前に吉浜の歌舞伎茶屋でもらった亀の根付け

 

今回の吉浜も面白かった

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それから5日後、インターネットで名古屋のおもしろ情報を求めているライターさんを目にしたので吉浜を投稿した
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名古屋じゃないけど

 

そして採用頂いた。自分が伝えきれない吉浜の魅力がここに!

portal.nifty.com 

 

大北さんありがとうございます。

細工人形のおじさんと皆、見てくれただろうか。町に貢献できていると嬉しい

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もっと強いボンドが買えますように

 

 

 

新町ひなまつりは人情物

 

ひな祭りチャンス到来である。

何がチャンスかと言うと、2つの事をあげたい。1つは、一度にたくさんのひな人形を見るチャンス。2つめは、ふだん利用することのない商店と関わるチャンスだ。

 

近年は各地で町をあげてのひな祭りイベントが催されており、以下は昨年の祭りを巡ったもの

鴻巣 びっくりひな祭り - きっぷ2000円 酒300円

岩槻 まちかど雛めぐり - きっぷ2000円 酒300円

有松 福よせ雛 - きっぷ2000円 酒300円

 

そうして今回やって来たのは、群馬県高崎市の新町
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駅前

 

新町ひなまつりは10年も前から開かれているそうだ。駅構内の人形に、ひなめぐりマップが添えてあった
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新町のまつりは主に徒歩圏内の商店の飾りをめぐるようだ。駅を出るとすぐ、ひなめぐり参加店があった

 

まず訪れたのは、リブ化粧品店
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自分はふだん化粧品を駅ビルなどで買うので、個人商店を見学するチャンスだ。扉を開き「すみません~おひなさま見せてください~」と声をかけた。やったことないけれど、きっとハロウィンとはこんな感じなんだろう

 

店内にはひな飾りが敷き詰められていた
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化粧品はどこだ

 

人形と他のいろいろなものが飾られている。店のお姉さんの話によると、全て家主の私物で代々女子が誕生するごとに贈られた人形らしい。“これはおばあちゃんが生まれたときのものだから90年くらいになる”と聞いた
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こちらのお宅には90才のおばあちゃんがいるのだな 

 

自分が今までに行った町のまつりにはなかった、ガラスケースの人形。これは女の子が生まれた際に親戚から贈られるものらしい。対してひな人形は親から贈られるそうだ
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店内には巨大まつぼっくりがたくさんあった。〝今メイン会場にいる、ここのあるじが毎年取りに行っている〟とのこと

 

ふと雛めぐりマップに、訪れた店をチェックする欄がないことに気がついた。各地の雛まつりイベントにはもれなくスタンプラリーが付いていたりするが、新町では2~3年前にやめたという。人形を見てもらいたい店側の思いとは裏腹に、スタンプの景品だけを目的にする客が目立ったからだそうだ

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新町ひなまつりはたんなる客寄せイベントではなく人形を大事にしていることが伺えた。店にはご当地ペコちゃんもずらり並んでいる。〝あるじが好きで〟

 

一軒目からたくさんの話を聞かせてもらった。次にお姉さんお薦めの会場、商工会へ向かうと、一面赤いショウウィンドウが目を引いた
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立派な御殿飾りが並んでいる。所蔵または寄贈と書かれた札と共に、町の皆の人形が飾られていた


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○○区、○○様所蔵という書きかたに、そういえば自分の田舎は10区だったな……昔は地区民運動会とかあったな……と思い出した

 

これは商工会から数歩の公民館
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人形は入口すぐのところで見終えたが、手洗いを借りるため奥へ進むと、ホワイトボードの「本日の催し」が見えた。雛めぐりマップに載っていたイベント参加グループの名がある。ここが控え室か、練習場だろうか。イベントの裏側を見て得した気分になった

 

次に訪れた金井洋品店の人形も、こちらの子(人形)ではないそうだ
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雛飾りの漆の台に、レシートの替えが乗っている

 

たいこ焼きの「とみや」は、お菓子と雛人形がベストマッチ
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宝飾メガネ時計の「ひうが」。これはここの子だろう。今どきの様相の人形から、お子さんは最近生まれたと推測される
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ファッション&インテリアすみれ。“きょねんは町から8段飾りを借りてショウウィンドウに飾ったけど、今年は小さいものが届いてしまって店内に置いた…”そうだ。店の奥さんが申し訳なさそうに、手違いで小さいのだと何度も言った

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ウィンドウに飾られるより、自分は店内に入れたから嬉しい

 

自分が東京からやって来て、出身は宮城と話すと震災の話に。息子さんが仲間と、この店いっぱいの支援物資を集め、震災3日後に自ら届けに行ったそうだ
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凄い行動力だ。“コンビニでおにぎり買い込んで親戚がスタンドやってるからガソリン積んで…”と話す奥さん

 

被災地には二度向かい、炊き出しをして現地で群馬名物焼きまんじゅうを作ったらしい
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これは酢屋製菓さん。名物はみそまんじゅう

 

他にも偶然故郷にまつわる話を聞いた。新町はかつて、自衛隊や紡績所へ勤めるために東北地方から移り住んだ者が多いそうだ。だからこの町の人は昔から、よそものに抵抗がないらしい

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写真はすみれの奥さんの紹介で向かった純喫茶トムソン。古い人形と昔ながらの喫茶店とカレーの香りが独自なオリエンタルを生んでいる

 

次はメイン会場の行在所公園。マップによると新町駅から真っすぐ向かえば徒歩5分のはずだが、町人と話したり石仏に足を止めたりして、2時間かかった

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ひなまつりスープだ

 

メイン会場ではひなまつりコンサートやバザーが開かれ、商工会女性部の方々は寒空のもと元気に、新町名物カツ丼や焼きまんじゅうを販売していた
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先ほどすみれで聞いた話を参考に、だれか東北出身の方いますかと尋ねてみたら、〝たしか○○さんがそうよねえ〟と答えてもらえた。写真はぐんまちゃん。地元のおかげか、東京のゆるキャライベントよりリラックスしているように見える。隣は新町名物カリボーのキャラクター「カリ坊」

 

女性部の方に〝御朱印もらいに来たの?〟と言われた。唐突に何事かと思ったら、近くに御朱印が人気の神社があるらしい。めぐり会場になっていたので次の目的地に決めた
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明治天皇新町行在所は140年前に天皇が泊まったところ。人形がびっしりと飾られていて迫力あるが、建物のやわらかい空気に包まれていた

 

メイン会場から例の於菊稲荷神社は1〜2分と、本当に近かった。新町は高崎市の飛び地なので町自体が2キロ四方と、小さいらしいf:id:sinomiy:20180310182228j:image

神社は新築で、賽銭箱向かいの扉はガラスだ。大きなお雛様とお内裏様と対面した

 

確かに御朱印を求める人が絶えず見えた。女性部の方は〝絵を描くような御朱印〟と言い、展示されていた新聞記事には「アートのような崩し字で…菊の字を白狐の尾に見立てている」と書かれていた
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自分は御朱印をもらわなかったけれど、こて絵に感激し、撮影不可のためメモをとった。〝「龍の歯医者明治9年に近隣の歯科医師が奉納した漆喰絵馬。当時の治療道具を知る上でも大変貴重な資料である〟

 

こて絵の他にも多くの絵馬などの文化財が展示されていて、宝物殿を拝観した気分になれた
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於菊稲荷神社 - 於菊稲荷神社

 

その後はまつしま肉店へ進み、高崎名物オランダコロッケを揚げてもらった。チーズ入りでアツアツ
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生肉+人形

 

この神殿は結婚式場かしらと思ったら、ガトーフェスタハラダ新本館店だ。東京でも買えるから、とあなどったが、中山道店には限定シューアイスがあり、買いそびれを後悔した
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レジが行列だったのでサービスコーヒーだけもらって出た。ハラダ紙コップがレアー

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ハラダ稲荷があった

 

これは河野石材店さん
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新町ひなめぐりも終盤に、お米とお茶の店、浜名屋田辺商店へ。たしか人形は家のものと聞いた気がするが、ここまでの新町メモリーがいっぱいで覚えられない

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左側のガラス戸の向こうは居間になっていて、テレビとコタツが見えた

 

京都や江戸雛に比べると顔がふっくらかしらと思っていたら、店のお母さんが群馬メーカー製と教えてくれた。昔はお茶箱に入れて、人形一式あったけど、蔵など建て替えるときに処分してしまったそうだ。建て替えといえば、於菊稲荷神社は建て替えで綺麗になったうえに、良い事があったらしい
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「神さまと繋がる神社仏閣めぐり」 新刊本のお知らせ | 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba

 

桜井識子さんというスピリチュアル界の有名人が於菊稲荷神社を訪ね、本に掲載し、小さな町が話題になったそうだ。お母さんが嬉しそうに本を広げ、“ほらここ”と指差す
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お母さん曰く“昔はさびれてたのに”

 

話は変わり、お母さんに新町グルメを尋ねると、ハラダ焼きまんじゅう、と教えてくれた。そしておもむろに“ちょっと待って”とガラス戸の向こうに消えると、中から〈…チン〉という音が鳴った

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ふるまい焼きまんじゅう

 

ちょうど家にあったという焼きまんじゅうを温めてくれたのだ。まんじゅうはふかふかで甘じょっぱくて美味しかった。何気なく訪れた者をこんなにももてなしてくれるとは。申し訳なく思った自分はそばにあった小豆を買うことにした。

 

お母さんは“そんなのいいのよ”と言ったが買った。しかし実は自分は小豆を炊いたことがなく、小豆は難しいよ、と忠告される。そうしてまた、小豆の炊き方を聞くこととなった
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これはなぎなた発祥地の碑。新町は絹糸紡績と群馬県ボーイスカウトと日本スリーデーマーチも発祥だ。あとハラダと、自分にとっては「初めての小豆の地」となった

 

雛まつり買い物券が集まったので最後にメイン会場へ戻り、福引きをすると雛まつりタオルが当たった。肌触りがやさしい。

 

まもなく駅に着くという時、リブ化粧品店の前で商工会女性部の方たちとすれ違った。自分が会釈をすると、〝また来てね〟と言われた

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女性たちの中の誰かが、毎年あれを山へ取りに行ってるんだなあ

 

今回巡ったのはイベント参加店の一部だが、ひどいくらいの充実感だった

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みんなの話が覚えられない。写真はスーパーフレッセイさん

 

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新町、小豆の報告にまた行こう

 

 

2月まとめ~祝い酒をありがとう

 

2月の酒場を振り返る。

 

門仲魚三の白子が茶わん一膳くらいきて夢かと思った

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新橋とりおか館高梁市イベントで、無料〝方谷さんの酒〟お披露目に、備中牛のすき焼き付きとは
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有楽町石川アンテナショップの酒会に初めて行ったらお得さに驚いた 

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新橋おさけ村で、大井町試飲会であった銘柄に再会
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野毛友と久々に会う
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蒲田八重瀬のお通しの卵使いが好き
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品川大平屋、ホームパーティみたい
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大井町武蔵屋はしぶいぜ
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神田さわ好、外観から入って間違いなかった
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十条斎藤酒場、絶壁席ありがとうございます
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川口新井商店「小江戸」と「日本酒の梅味噌ハイボール」も美味しかった
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浦和ひとりあじで自分、ホッピー初心者と言うのにグラスにウイスキーも注がれ、たぶん上級者あじになった
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神田イチゴー5周年おめでとうございますありがとうございます。これからもお世話になります
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横浜クラブセンセーションで粕漬けを食べる会Vol.2の、Ver.バレンタイン。煎餅との相性が抜群
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しもつかれは蒲田勘蔵で年に一度のお楽しみ
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大森万作の豚軟骨、野性的なビジュアル
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大森いそ野で婚前の友と。

この日の酒は自分にとっても特別になった。おめでとう、ありがとう

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乾杯!