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鴻巣 びっくりひな祭り

いつからだろうか、人形のある町を旅先に選ぶようになっていた。人形は難しい知識がなくても単純に見て楽しめるし、人形の町で出会うコト、モノは、人クサさがあっておもしろい。
3月、ひな祭りで盛り上がる町に行ってみた。


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ここは東京 浅草橋


まず自宅近くの人形店で予習しようと、顔がいのちの吉徳へ。

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これ命かんじる


1から3階までの節句人形売場を見る。京頭は古風でおっとり、江戸頭は切れ目の写実的なお顔だそうな。自分は大橋弌峰氏の京雛が好みだった。青色が効いていて良い。



途中に一般応募の俳句が飾られていたが、同世代の句が切なかった。

~見習はむ 雛の絶えざる ほほゑみを(三三歳 家庭教師)

~ひな祭 輝いていた 何もかも(三七歳 派遣社員
http://www.yoshitoku.co.jp/user_data/a_award2017.php




4階に これくしょんという展示室があり、当日は「おひなさま展」が開催されていた。観覧は無料。

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紙雛と画集のようなものの1ページ


江戸時代初期の雛人形は紙雛・神雛・立雛などと呼ばれ、立て掛けて飾ったらしい。紙、素朴でいいな。

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片や情熱的な人形もよかった。



【次は鴻巣



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駅の装飾も 電車&人形好きにはたまらないコラボである



鴻巣雛人形を伝統産業とし、毎年「びっくりひな祭り」を開催。ピラミッド状の雛段が町の各会場に置かれている。

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日本一高い雛段



エルミこうのす会場のピラミッドは31段7メートルあり、日本一の高さとのこと。人形はたしか、“二千体くらい”と、当日に野鳥の如くカウンターをカチカチさせているスタッフの会話が聞こえてきた。飾ってから数えるとは。カチカチのスピードがはんぱなかった。

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7メートル上や、会場によっては階段の下にもいるから大変


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小麦好きにも嬉しいコラボ



びっくりひな祭りは、文化・商業施設6会場に大規模に飾られ、シャトルバスなどで巡るようになっている。
バスを待つ間にスタッフ数人とおしゃべり。“吹上の橋巡り”をしたい旨を伝えたら、吹上は桜の時期に行くといい、等おそわっていたところで、一人が「これ以上話さないで!」と放った。



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おじさんガイドさんだった



「“吹上の桜” に来るなら友達4~5人呼べない?」と言われて甚だしく勘違い。うっかり色めいたが、ガイドのお誘いであった。そのときは宜しくお願いします。

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バスがかっこいい



鴻巣は“人形と花のまち” と、大きく2つを謳っている。そんな次に向かった会場はパンジーハウスだ。

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ハウスの中にピラミッド


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菊人形タイプですよ


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あったかいね



先に書いたうどん屋だが、ハウス併設、地粉「農林61号」で作られていて珍しい。
ここは人形と花とうどんの町でもある。あと川幅と花火と…盛りだくさん。

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タウン誌が賑やか




時間の都合で次の「ひなの里」を最後の場とする。

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ひなの里は雛人形の他にも様々見ることができる、人形の観光施設。観光協会が管理しており解説が細やか。

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ここにも日本一の文字が


先の階段の写真はこちらの会場だ。明治期の蔵に、足元から天井まで飾り付けられている。

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たくさんの人形を見たが、特に目をひいたものがこれだ。

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紙、素朴でいいわぁ~


上記は貴重な鴻巣びなと姉さま人形。人形の歴史をさかのぼる紙人形について、今後探って行きたいと思った。

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そういえば趣味の石仏も平面ぽいのが好きだ
(これは鴻巣 勝願寺より。大河ドラマ真田丸小松姫の墓があった。吉田羊のやつ)




今回のひな祭りでは、ピラミッドの“びっくり” と素朴で安らぐ二通りの見方ができた。
鴻巣はメイン会場が駅直結のショッピングモールで、小さな子連れ家族が買い物の際に楽しめたり、また離れた会場もあるが、シャトルバスを利用して、お年寄りグループがちょっとしたバスツアー感覚を味わっているようだった。悪天OKも嬉しい。




モール内いまどきの店に紛れるお内裏様とお雛様を鑑賞するも、おつかな。

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女児の健やかな幸せを願う