福島県の酒蔵「仁井田本家」の祭りと結婚式場に向かうシャトルバスを乗り間違えた。先日この失敗談を知人に話したところ興味を持ってもらえたのだが、うまく説明できなかったのでここで経緯を整理してみたい
にいだの感謝祭へ行くのは今回で2度目であった。
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前と同じくシャトルバスを利用しようと、郡山駅前のロータリーにとまっている中からそれらしいバスに急ぎ乗った。間もなく出発のはずだった
そういえば今回は乗車の受付がなかった。写真は前回の様子
バスに乗り込むとまわりの乗客に黒いスーツの男性が多く見えて、会社グループでの参加が多いのかなと思った。
グループの会話が聞こえてくる。〝会うの○○ぶり…いま子供は○人いて…〟恋人がいない者は〝今日の出会いが…〟などと話している。
会社の仲間同士ではないのかな。とくに気にしないでいたがバスの発車時刻は少し過ぎているようだ
祭りが楽しみだ。バス利用者はあとでお酒がもらえる特典付き
そのうちにドレスを着た女子3人組が乗ってきて、おや、と思った
これはイメージ
3人組の1人が自分の隣に座り、彼女はぽっちゃりしていたため二人がけのシートが狭くなり、嫌だなあと思った。ドレスからのぞいた素肌が触れそうだ。
だがドレスを目の当たりにしてやっと、このバスは違うかもしれないと考え始める…
「このバスは酒祭りじゃないんですか?」
聞きたいが、バスを間違えたうえに行き先が酒である。まぬけすぎる、どうしよう
イメージ
なんとか「酒」というワードを出さずに尋ねたいけれども言葉が浮かばない。車内にはあと少しで発車とアナウンスが流れた。
バスは発車しようとしている。
どうしようかとしていたら奥の女子2人が、パールのネックレスの会話を始めた。
パールといえば結婚式か?一瞬考えたが余裕はない。ぽっちゃりに尋ねた。
自分「すみません このバスは結婚式に行くんですか?」
ぽっちゃり「あ、はい」
とっさに〝たいへん!〟と言葉を漏らしながらたしか自分は席を立ち、運転手に〝乗り間違えました!〟と言ったと思う。
バスはジリジリと動き出していた。
降りて改めてバスの張り紙を見るとそこには、[井戸沼家・本田家]と書かれていた。
井戸沼家・本田家
仁井田本家
ほおぉぉ〜
その後無事に仁井田本家のバスに乗り、会場へたどり着くことができた。ぽっちゃりが隣に来てくれたおかげである。嫌だなんて思ってごめん
井戸沼家様、本田家様、おめでとうございます
この話をどこかでする度に、「まだ飲む(酔う)前だったんだ」と言い訳することだろう