愛知県を散策していたら「のんほいパーク」が目にとまった。なんて楽しそうな響きなんだ。少し調べると動物園と植物園と遊園地が一緒になっていて、十分な時間が必要そうだ。機会を待ち、先日ついに行って来た。
朝9時すぎに豊橋の隣の駅、二川へ
動物園なのに恐竜がいる
駅前広場に菊人形のような恐竜がいる。最近吉浜で貝柄のゴジラを見たばかりだったので、愛知は怪獣飾るのが好きだな、と何となく思った
怪獣づいてる此の頃
のんほいパークまでの道はオブジェをたどるので飽きない。これ動物?怪獣?
動物だ
歩道橋から観覧車が見えてウキウキしてきた。まるで舞浜の気分だ
パーク到着。どんなのんほいが待っているのだろうとワクワクする
なおこれはパーク手前の販売所。買わなくてもお金をいれてみたくなる筒
パーク手前のポスト。イソジンにしか見えない
入園。目の前に植物園があるがまだ9時半だ、他の様子も見てからにしよう
遊園地に来てみた。園内は絶叫系、メリーゴーランド、ゲームコーナーと、定番を押さえたラインナップだ
のんほいコースターのアナウンス哀愁に聞き入った
古き良きファミコン感あるヴァルカン伝説。当日は運休で残念
〝のんほいのんほい〟という声が聞こえて来そうな住人たち
一人で散歩するにはちょうど良い大きさの遊園地だった。次は動物園に行ってみよう
[10時17分]
初めに見た動物マンドリル。動物園は最初のほうに写真を多く撮りがちだ
飼いたい
水族館みたいなところ
小動物から馬まで、ふれあいコーナーが充実していた
園内は道が広く、サファリパークのような専用バスが走っていた。体の不自由な方も楽しむことができるんだな
小高い丘の上に取り残された雰囲気の資料館があった。閑散としている
身にしみる標語
こちらでは剥製を多く所有しているそうだ。自分が説明書を見逃しているのかもしれないが、どれが剥製なのかわからない。大きなライオンなど、本物だろうか?
触れるアシカにドキドキした
ゲームコーナーに和む
資料館を出て辺りを見渡すと観覧車が遥か彼方。地図を見ないで進んで来てしまったが何だか景色が動物園らしくないし不安になってきた
眼下にひろがる工事現場 [11時32分]
あとで調べるとのんほいパークは40ヘクタールの広さがあった。時折自転車で移動するスタッフとすれ違う
40ヘクタールが分からず検索したら、同じ質問をしている人がいた
焦る気持ち叶わず、道に迷ってしまった。今バスに会ったら飛び乗りたい。のんほいの森は深かった
この柄何だろうと思ってたけど何度も通っていたらシマウマに見えてきた
疲れた頃に見たテナガザルの不敵な笑みに、化かされている気がした
そんな目で見ないでくれ
なんとか森を脱出すると現代的建物があった。当パークが複合施設であることは予習していたが「自然史博物館」があることを見逃していたらしい
もう13時
予期していなかった立派な博物館。本物の恐竜の化石などある
だから駅前に恐竜があったのか
いまどきの博物館すごい
デジタル映像と恐竜の人形の劇場にはまた舞浜を彷彿した。他にもっと大きなスクリーン(13m×18m)の部屋もあるらしい
サイトより〝世界各地の化石、恐竜や郷土の動植物がところ狭しと並ぶ博物館。クイズやゲームも楽しめて、自然に関する情報もいっぱいです〟
まだ魅せるか、とのんほいパークのボリュームに感服した。もし園長に会えたら、〝やあやあ素晴らしかったです〟と握手を求めたい気分だった。
自分は恐竜や地質学に疎いが、動物園などと同敷地にあることにより足を踏み入れ、見てみれば面白いと思えた。のんほい総合パークに来てよかった
また別の展望棟より、中央右が自然史博物館
グッドデザインすべり台
やっと植物園へ戻る。朝、入園時に後回しにしたところだ。あとは癒されて帰ろう
長い旅をしてきた心地 [14時半]
しかし外観からさほど広さを感じなかったが、内部は植物が茂り起伏のある小路と、テーマごとに分かれた部屋を出たり入ったり。旅の第2章が始まったのであった
宮殿
けっこう歩くけどがんばろうぜ
アートアクアリウムのようなコーナー
どうくつ
時々あらわれるキャラクターたち
ラストが近づく。最後に待っていたのは巨大なくまだった。やったな花飾りのへや…!
You win!
こうして植物園をクリアした。
15時をすぎた頃、帰ろうとするとのんほいパークに響くアナウンスが聞こえた。
~お得な前売り入園券はパーク窓口にて販売中、480円~
安すぎて化かされている気がする
480円…1日過ごして480円…。正規でも600円だ。のんほいパークは国公立の施設だがしかし衝撃のコストパフォーマンス。
この日、帰宅するとメガネが無かった。きっとのんほいの御手洗いでメガネからコンタクトに替えた時に忘れてきたのだろう。それは5千円ほどのもので、のんほいの感動への代償と思えば惜しくないと思えるのであった
最後にのんほいとは…
「のん」と「ほい」がくっついたものです。意味用法は「のん」と同じですが「ほい」が付いたぶん「のん」の意味が強調されている…