きっぷ2000円 酒300円

18きっぷでぶらぶらしたり酒を飲んでいます。恥を書いて昇華する。

8月まとめ~ジュン子さんからブルーのブレスレットも頂きました

8月の酒場を振りかえる。

 

 

鹿沼もつや。カリっと焼けたモツと焼きそばも名物。相席※のおじさんが、家に幽霊が出ると話していた。夏だな。鹿沼の私的名物アウカナ仏脇の地蔵たちも夏仕様に
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※もつやはテーブル1つ

  

 

今はなき仙台「ちだや」で紹介受けた「びっくり」。目に入ったゴーヤが食べたいとママに言ってみたらピリ辛炒めにしてくれて、酎ハイと合う
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大井町にタイ料理をチョイ食べできる貴重な店を見つけた。焼き鳥「鳥たか」

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蒲田「勘蔵」から豚足食べたい衝動で、一軒め酒場へ。手軽
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「東屋慶名」飲み会。3人で6品注文のうち3品を自分の好物チャンプルーにしてくれた友人に感謝

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鶴見「豊嶋屋酒店」を始点として角打ちを巡ろうとしたら、〝この先はゾンビ〟と忠告される。夏だ
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新橋「こひなた」の卵焼きは巻かないタイプ
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こひなた向かいの店で持参の瓜ぬか漬けを食べていると、どこかの女社長が突然入ってきて、ひまわりの花をくれた
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壱番館でいつも頂くサービスフルーツとハイボールの組み合わせが大好きだし冬瓜の煮物が京風の揚げと海老入りで250円って
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茅場町ドラム缶に珍しい酒があり、太田酒造のそれは明日行く滋賀県のもので気分盛り上がる。写真はお客さんからの佃煮で、コロッケも貰った。土産シーズン
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滋賀「岡村本家」直営の居酒屋。冬以来2度目に来たが、店の方が自分の髪型やら何やら前と違うね、って覚えていてくれてありがとう
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京都の大宮「庶民」。女性に話しかけ禁止と貼り紙あったけど。地元の話が聞けてよかった
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神田イチゴーの200円げそ唐揚げを食べながら、〝寿司はげそを10皿注文する〟というひよこのジュン子さんを思い出していた
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静岡ひよこ。ジュン子さんから卵焼き貰った

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最近各地で卵焼きを食べている。ひよこが実家の味にいちばん近い。

 

 

 

蕎麦に思う

ふだんはパンとうどんを主に食べ歩いている。
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インスタ映えしない写真


パンに関するサイトで、新麦の到来が告げられていた。国産新小麦のパン屋紹介ページ。わくわくと見ていたら、中にラーメン屋が載っていた。
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新麦のつけめんとは。すぐに食べに行った。

美味しい。ミネラルの瑞々しさ、

新蕎麦を彷彿した。

 

 

数日後のこと、町でうどん屋を探していたら知らないうどんと蕎麦のチェーン店を見た。

口コミを確認すると、蕎麦がとても美味しいらしい。蕎麦にしてみた。
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カクカク、シャッキリ、香りが鼻から抜けたあとに甘味がやってくる。290円でこんな!

 

 

それで蕎麦に興味持ち、何店か食べ比べてみたが、いまいちピンと来ない。
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蕎麦屋を巡って気付いたことは、紅生姜天が人気

 

美味しい蕎麦と蕎麦ぽいつけめんに、導いてくれたパンとうどん。パンとうどんと蕎麦の出会いを今喜んでいる。
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ごはんも好きです。

 

ある伝統工芸士の話

東京の百貨店に、全国の伝統工芸品と職人がやってくる催事があった。そこで話した工芸士が印象的だったので、ここに留めておきたい。

 

会場は閉店時間前のため客が少なかった。そうでなくとも工芸品、調度品や高級織物を扱う催事が賑わうのは、ちょっと裕福な夫婦がブラブラ歩く休日の昼間だろう。平日夜に銀座でやっていたハワイ展なんかは、遅くまで女子で賑わっていたが
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(工芸展の写真がないので実家の父のコレクションを挟むとする)

 

ここは日本橋だ。人まばらな中で、自分のような若輩者は、浮いていた。客として見られていない気がした。実質自分は買える立場ではなく、工芸士という芸能人を見に行っていた。

 

たまに相手にしてくれる販売員もいた。陽気な口調で「出会いを大切に~」と誘い、勧める試し寝のベッドが60万円

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まあ座ってみてヨ!と導入は椅子から

 

差し出す商品のちらしを「なくさないように直ぐしまって!」と言う目が鋭く、別れ際に「出会いを大切に~」とまた呪文のように唱えられた。(寝心地は最高でした)

 

 

 

冒頭の工芸士はというと、いかにも職人の雰囲気を出していた。堅い表情。年配の木工職人で、ミノで彫る実演の机回りに、作品が並ぶ。誰もが圧倒するであろう見事な細工の獅子や仏像などの品々には、数十万円の札が付いていた 
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若輩者が容易く近づいてはならない、と自分はその展示区画が視界に入るところのベンチに座り、眺めることに

 

すると10才に満たないくらいの少年がやって来て彫刻作品を見始めたが、それらは容易に手が届く所にある。士は子供を目の前にしても何も語らない。子供VS.高級品VS. 堅物な士の光景に、自分は勝手にハラハラした。

 

しばらくすると少年の父が現れた。場は和やかに、自分の緊張は解かれた。そして親子らしい会話が聞こえてくる。

「ねずみ(置物)がいっぱいいるね」

「カエルもいるね」

 

それまで黙っていた工芸士が口を開く。

〝ねずみがどれも小さく作られているのは、大きいとコワイから。だけど干支の生き物だから需要はある。カエルも縁起物だから人気ある〟等々。なるほどな話の数々に自分は辛抱できず、ベンチを立ち歩み寄った。一緒に話を聞かせてもらう
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 なお工芸士の話は発したままでなく、自分の記憶の覚書きだ

 

〝白い部分は外、茶色い部分は丸太の内側。全て1つの木材から彫り上げる。色と木目を活かす〟

〝ほおずきはわざと荒く彫っていて、外国人に人気〟

 

一人でいては聞けなかった話がぼろぼろと語られる。メモを取れないことが惜しかった。

そうしているうちに親子は去ったが、この縁を作ってくれたことに感謝したい。

 

その場が工芸士と自分のふたりになった。

うちの父が彫刻など好きでして…等その場をしのぐ話をしたが、子供のような無邪気な質問はできない。士に失礼をおかさないうちにと、引き際を探っていた。

が、何の展開だったのだろう。工芸士の裏話を聞くことになった。

 

〝15年前からこの催事に来てるけど、しばらくの間は人見知りがひどくて全く話せなかったし、話すと訛りが出て気が動転して嫌だった〟

 …憧れの伝統工芸士が弱音とは、急に身近な存在に感じた。工芸士(以下おじさん)も人間だもの。

 

〝実演という見世物になることが嫌だった〟

… 正に自分はこの工芸展を見物に来ていた。どうしようもない、すまない気持ちに。

 

〝工芸に携わる最近の人は大学まで卒業していて羨ましい。勉強しておけばよかった〟

…おじさんは中卒だ。職人とはそういうものと当然に思っていたが、コンプレックスだとは。おじさんはもはや年齢のため諦めたそうだが、「きみは英語やったほうがいいよ」と言う。そんなありきたりの言葉が、この時はグサリときた。

 

〝けど最近の人はけっこうハチャメチャやってるよ〟

…仕事と遊びのメリハリだろうか。

 

〝娘が同業で、節句人形などの『売れるもの』を作っている〟

…おじさんは美術的、娘さんは実用的作風。

昨今、町の展覧会を訪れてみると、美術品が売れないという話が聞こえてくるし、美術館では基金を募っていたりする。業界の切実なところだ

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閉店時間をむかえて帰るが、店で交わされる定番の「お買い上げありがとう」「また来ます」などの挨拶は我々に当てはまらない。自分は買物していないし、この先も当分買えそうにない。客ではないのだ。これまで興味深い話を聞かせてもらったが、別れの言葉を選ぶことが難しかった。

 

 

 

伝統的工芸品というのは、昔からあって、人の手によるもの、というような規定がある。条件を満たし完成された美術的製品。これにおじさんの内情を知ったら、民芸的価値も抱くこととなった。一彫り一彫りに温もりを感じる。がぜん欲しくなるではないか
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こうやって美術工芸品に興味を持つ人が増えて、売れる時代がくるといい

 

 

 

おじさんが作ったものをいつか買いたい。お金貯めないとな。あと英語もやらないとな。

 

 

 

7月まとめ~近くても遠くても

7月の酒場を振り返る。

 

北区王子のおでん屋、常連がお通しを「同じものおかわり」と言うのでどういう仕組みか聞くと、説明より先に、自分にも小鉢2つ供された。ついでに隣の客にもおかわりが勝手に渡った。この店儲ける気あるのか。小鉢は多種あり無料とのこと

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 イチゴーは150円とか200円だけど商売気バリバリだ。マスターに“ここが一番やすいね”と言うと嬉しそう

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蒲田物語、格闘家の席に交ぜてもらった

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蒲田駅ビルの店が改装記念でビール100円。ちゃんとしたビールが

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八重瀬でさんぴん茶ハイ。沖縄より蒲田の場末色が強い店 

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門仲魚三、ボリュームにうおー、てなる

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こひなた今月の田中さん語録「12年間で仕事休んだのは目の病気で1日だけ」

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静岡のひよこでお客さんのお土産という池袋の餃子を頂く(大きいから割った)

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名古屋に来たらこれ①風ふう屋の玉子焼き大人版。断面の紅!

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②上野屋のサガリ!

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愛知・静岡で逃したうなぎと抹茶も、蒲田勘蔵で頂けて満足

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ドラム缶茅場町店長が転職した。お元気ですか。客としてまた会えたらいいね

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蒲郡 今年のくずバーは

今週のお題「好きなアイス」


蒲郡の御菓子屋さん 新月は、毎年「とけないアイス くずバー」の新作を発売している
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過去食べた記事http://sinomiy.hatenablog.com/entry/2016/09/18/214457


さて今年のお味は…


「あま酒」。甘酒は香り穏やかで程よい甘味となっている。生姜が入り、清涼感が夏らしかった。今年もごちそうさまでした
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店のお姉さんいわく「今年はあま酒か、チアシードも考えた」って、和菓子屋なのにセメてる。


もう来年の味の開発が始まっているそうだ。くずバーという商品は他店でも見かけるが、新月のオリジナリティに勝るものがあるだろうか。あま酒味の甘酒は同愛知県メーカーのもので、蒲郡みかん味のみかんは、自家栽培だという。こだわりの原材料を用いて150円
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ちなみに他の和菓子屋で見たくずバーは小豆と抹茶の2種類で、各200円。


店内で食べると、冷たいお茶と店のお母さんの楽しいおしゃべりも頂ける
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先日のお母さんは間近の花火大会にウキウキしていた。かわいい。


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また行きます。




新月を後にして三河木綿の店に向かった
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途中にあったモニュメント。花火の玉か?


こちらの販売員(マダム風)もおもしろかった
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ひょんなことからスタバの話になり、注文方からすごし方まで熱く語って下さった。


おもしろい=興味深い、である。この町は
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謎の駅前オブジェ


来年のくずバーは何味か…美容に良さそうだな。楽しみだ。