円空彫り教室の誰かが作った仏像を手に入れた
多くの円空仏を有する名古屋の荒子観音寺で、毎月第二土曜日に円空仏の拝観が行われている
月に一度の貴重な会。大勢が訪れていた
全国に約5340体残ると言われている円空仏のうち、約1250体を所蔵する荒子観音寺。凄い
小部屋に、野趣ある像や3センチに満たない可愛い像が密集していた。拝観者みんなでペンライトを持って見学した
拝観会のあとには「円空仏彫刻・木端の会」のお父さんたちによる彫刻体験教室が開かれていた
しかし体験までの待ち時間が30分くらいで、自分は旅の都合で参加できなかった。残念だったけれど、教室の誰かが制作した円空仏を貰うことができた
一番大きなものを選んだ
レプリカでも円空仏を頂けるとは嬉しく、その後半日の旅を共にした
作者はどなただろう。ありがとうございます
木端の会:「忘己利他」「造仏作善」を理念として円空仏の彫刻、 円空仏の知識の向上と地域社会貢献と会員の親睦を目的とする
仏くんと町を歩いた
フォトジェニックな荒子郵便局
名古屋名物鬼まんじゅうを求めて入ったら、さつまいもシーズンしか作らないそうだ。本物志向の御菓子司「もち観」
多宝というお菓子はニッキ風味の薄皮さっくりで新雪を踏むような小気味良さ。黄身餡ほわっ。大納言カステラは商品名から、ふつうのたまご味カステラに小豆が入っていると思いきや全体がピンク色、スポンジ状こし餡。美味
お菓子を食べた荒子の梅園
旅から数日。
ふと自宅テレビのスピーカーに立て掛けていた仏くんが、磨崖仏に見えた
スピーカーのくぼみが石窟に見えた
そういえば浅い彫りと輪郭の角張りが、自分の好きな「鋸山 百尺観音」に似てはいないだろうか?
円空仏の特徴:デザインが簡素化されており、ゴツゴツとした野性味に溢れながらも不可思議な微笑をたたえている…Wikipediaより
これはうまく加工すれば石仏に見えるのではないか。磨崖仏という、自然の岩に備わるものを自らの手にすることが叶うかもしれない
30m
まず色を合わせてみようと、モノクロ写真にしてみた
もっと臨場感がほしい
次に、仏くんを外に連れ出し本物の石に当ててみた。家の近所に石窟のようなくぼみを見つけたのだ
蒲田駅前のモアイ像
仏くんにお入りになってもらう
色が違うな
それでユザワヤで絵の具を買い、灰色に塗ってみた
ちょっと白かった仏くん
まだ馴染めなかった。黒さが足りない。あと、磨崖仏は岩肌にあるものなのに、奥まで入りきらなかった。
蒲田駅前では石窟感出せず
涙
仏くんを百尺観音のような部屋に収めてあげたい
続く?