きっぷ2000円 酒300円

18きっぷでぶらぶらしたり酒を飲んでいます。恥を書いて昇華する。

掛川 花鳥園と居酒屋

 

掛川に、葛布を買いに来て無事に買えて夕刻

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スーパーのうなぎ弁当が安すぎる

 

 

初めに出会ったパン屋の社長にステンドグラス美術館を薦めて頂いたが、開館時間にまに合わなかった。ガラスで名高い小樽に匹敵する美しさだそうで、次回行こうと調べてみると、掛川グラスと小樽グラスは協定を結んでいた。
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「文化・芸術の振興に寄与することを目的に」と。敵ではない

 

 

小崎葛布のご主人に教わった居酒屋に向かった。主人は酒を飲まない人なのに、自分の〝近所のお年寄りが集いそうな〟というリクエストに合う店をひねり出してくれた。

 

 

そうして向かったが時間が早いせいか、まだ集っていなく、少し町を散策するとある交差点に、雰囲気の良い店があった
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これは「お年寄りが集いそうな店」!

 

 

店内が全く見えないなぁと立ち止まり、クチコミ検索をしようとした時ちょうど、客のお年寄りがやってきて自分に「入る?」と言ったが、とっさに「いいえ」と答えた
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(挿し絵:小崎葛布さんより)

 

 

しかしお年寄りが入る隙に見えた店内の光景は、自分が求めていたものだった。検索せず不安は残るが、エイと扉を開けた。「やっぱり来ちゃいました」
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(挿し絵:街角の山内一豊、千代夫人)

 

 

先ほどのお年寄りが女を連れてきたと、店は小盛り上がりした。カウンター10席くらいだろうか、地元のご年配(失礼)で満席。おっとりとしたお母さんと、姉御感ある娘さんできりもりされている。ドリンクのメニュー表示がなく、うろたえた。食事は黒板に書かれている。適当な飲み物と黒はんぺんフライを注文した
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料金がわからない

 

 

今まで食べた黒はんぺんフライの中で一番分厚かった。料理の写真を撮っていいか、尋ねると〝良いけれど、ふだん取材など断っているので、あまり拡散しないで欲しい〟とのことだった。ということはクチコミ検索をしても見つからない店だったのだ
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(挿し絵:掛川城下こだわりっぱより)

 

 

なんとラッキーなことか。取材拒否だからと言っておカタくなく、馴染み客が和気あいあいとするリーズナブルな店だった。自分は皆さんに受け入れてもらえて、楽しい時を過ごした。また来ようと心に決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3か月後
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向かっているところ

 

 

掛川に着く前に地図を見て、「たこまん」とは何だろうと調べてみれば、試食がたくさんあるお菓子屋らしい。場所が居酒屋で教わった「掛川花鳥園」の向かいだったので、合わせて行くことにした。

 

 

駅を出てスマホのナビに従い進むと、トンネルがやってきた
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こわい

 

 

メルヘンチックな小鳥を想像していたら、突如現れた写実的壁画と闇。引き返したくなった。

 

 

案外短く、通り抜けて到着
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安堵のあまり電柱も気にならない

 

 

たこまんに入るやいなや、〝どうぞ御上がりください〟とお茶を渡され、テーブルに案内された。卓上には試食がセットしてある
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たしか4卓あった。イートイン用ではない

 

 

席に着いて茶と菓子を頂いた。他のテーブルには別の試食が置いてあったので食べて回り、気に入った「大砂丘まんぢゅう」と「アマンド娘」を購入。まんぢゅうは濃厚なチーズケーキのようで、娘は堅さが絶妙なマドレーヌであった
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ビジュアルからカリッとしてる

 

 

併設の時計オーディオミュージアムもかっこいい
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時計を見学していながらも、ゆっくり過ごして時間を忘れそうになった。そのためか店内には時刻表が

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たこまん/TOPページ

 

 

 

 

店を出て横断歩道を渡ると花鳥園だ。訪れたのは年末で、各所に正月支度が見られた
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酉年を迎える時はさぞフィーバーしたことだろう
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園内に入るとフクロウの部屋が並んでいた。世界のフクロウがいる
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掛川花鳥園は〝花と鳥とのふれあいテーマパーク〟だが、ここは金網に閉ざされた静寂の間であった
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〝日本のフクロウの鳴き方はゴロスケホッホ〟と書かれていた。他の生き物でもそうだけど、鳴き声に初めて字を当てた人すごい

 

 

フクロウの間の次は大広間に渡る橋のような、ちょっとスマホを見て歩いたら見逃しそうな通りだったが、池にペンギンがいた
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歩きスマホはやめましょう

 

 

水族館の花形が手の届きそうな距離に。ペンギンとフクロウと、自分がイメージしていたメルヘンと異なる鳥が続いた
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橋の反対側はオシドリ

 

 

次の大広間から先は温室になっていて、色とりどりの花が咲いている。一つ目の広間はバイキングレストランと物販があり、辺りは正月の飾り付けがされていた
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当然だけど酉年が終わっても鳥なんだな

 

 

レストランの次は催事場。時間毎にバードショーが開かれ、壁側には常時フクロウがズラーと並ぶ。金網ごしのフクロウとは違い、こちらは足が繋がれているだけで、迫りくる勢い
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正月仕様の止まり木と、フクロウの端にいたやけに可愛い生き物。ピグミーファルコンというらしい(掛川花鳥園でデビュー予定のピグミーファルコンが可愛すぎる - NAVER まとめ
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バードショーではスタッフのお兄さんお姉さんの手から手へ、大きな鳥が渡る技を見た。観客の頭上すれすれをビュウと来る。ショーの注意事項に「お客様の近くを鳥が飛行いたしますので、席に座ってご覧下さい」とあった。この広場では様々なショーが催されるようだ
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ショーの隣の広場から本格的なふれあいが始まった。コガネメキシコインコのエサを購入している客に、わさわさインコがやって来る。自分は観察。体にインコを盛っている人に醍醐味を見た。下は花鳥園サイトの動画だが、一般客でもこうなっていた。ちなみにスタッフブログが読み物サイトとして十分面白い

www.youtube.com

掛川花鳥園

 

 

広場には魚が泳ぐ大きなプールがあって、部屋の端まではっきりと見渡せなく、端から端へ、油断していると時折インコの大群が縦断する。ジェットコースターが向かってくるようなスリルだった。花鳥園は水族館と遊園地の要素も持つ
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体育館大の部屋が続いたが次は教室くらいだ。ハト大の、カラフルな可愛らしい鳥たちが、足元を歩いていたり目の高さに佇んでいる。自分はエボシドリが好みだった
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次の部屋はフラミンゴが際立つ、楽園のようなところだった。自分は餌体験はしなかったが、見るだけでも飽きない(体験の様子がこちらのおもしろサイトに載っています:@nifty:デイリーポータル Z:トリまみれになる
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2時間過ぎたところで帰ることにした。予想外に夢中になったのできりをつけた。ぬり絵などあきらめた。しかし後で園内マップを見返すと、屋外エリアを見逃していた。丘や牧場まであった
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2時間なんて甘かった

 

 

そしてステンドグラスは間に合わなかった

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社長、また来ます

 

 

またパン屋の社長に教わったステンドグラス美術館に間に合わず、町のシンボル掛川城にさえも行っていないが、花鳥園は最高だった。

 

 

 

 

 

 

 


 

そしてあの居酒屋に帰る
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2度目の掛川の夜。前回訪れた居酒屋で花鳥園へ行った報告をした。地元の皆が言うには、花鳥園・城・温泉が三大掛川スポットらしい。次に来るときはあと2つと、ステンドグラスを見に行こう。また時間が足りなくなりそうだな。