ラッキーが秘められているとは知らず何気ない写真しか撮っていなかった「ニッポン全国物産展」(池袋)
皆さんはどれくらい徳島県と関わりあるだろうか。
自分はすだち胡椒を愛用するくらいだった。普段はアンテナショップで買っているが、先日は全国物産展の徳島県ブースで購入した
買い物したらみかんジュレも貰えた
すだち胡椒の隣では鳴門金時の芋焼酎が売られていて、試飲したら美味しかったけれど酒類は既に他県のブースで買っていたので見送った。しかし後日のイベントで再会し、買えた
後日のイベント「町イチ!村イチ!」(国際フォーラム)は2年に一度開かれる大物産展だ
またある日は都内のマルシェで試食したトマトが美味しく、自分では珍しくスーパーや八百屋以外で買い物したのだがこれが徳島産だった。
うむ…これは…徳島づいている!
きっといま徳島運が上がっているのだ。と最近占いブーム中の自分は考えた。もっと徳島に近付いてラッキーを得たい
焼酎を買った時に貰えたご当地キャラ「ふじ(藤)っこちゃん」。藤色は我がラッキーカラーであった
徳島名物といえばラーメン、すだち。工芸は藍染、和紙、大谷焼き。そして阿波おどりだろうか。ぽつぽつ単語だけ思い浮かぶが、徳島についてよく知らなかった。例えば焼酎の販売者から頂いた名刺の石井町とはどんな町だろう
石井町商工会の住所はすごく石井
徳島を知るために有楽町のアンテナショップ「徳島・香川トモニ市場」へパンフレットをもらいに行き、名物がまんべんなく載っている一冊を取った
パンフレットを開くと眉山の景観から始まり、阿波おどり、人形浄瑠璃、四国霊場、水辺の街ならではのウォーターアクティビティなどが大きく取り上げられていた。一つの市内なのに山から海から何でもある感じ。
食事ページでは麺が充実していた。徳島ラーメン、たらいうどん、半田そうめん、祖谷そば…
豆天玉
【豆天玉】
豆天玉が気になった。お好み焼きに甘い豆とはどういうことか。トモニ市場のスタッフへ尋ねると、徳島では甘い豆をわりと使い、ちらし寿司にも乗せるという。“なんせ甘い物好きですよ徳島は”と言われた
“すき焼きに砂糖入れます?”と聞かれてそりゃ入れるよと思ったが、徳島はメチャクチャ入れるらしい
豆天玉はアンテナショップで売っていなかったので、都内で食べることができる店を教わり向かった
麻布十番「たこ八」
たこ八はもとは徳島でやっていたお好み焼き屋で、あまり知られていないが徳島〜鳴門市辺りは昔からお好み焼き屋が多く、甘い豆を入れたものがソウルフードということだ。店の方とあまり話すことはできなかったけれど写真を撮らせてもらった。
本当に豆が乗ってる。傍らにあるのは天ぷら。小麦の生地がむっちりしてるかき揚げみたいな
天ぷらは刻まれ生地に乗り、ギュッーと押し付けて焼かれた。ひっくり返しこんがりとなった姿を撮りたかったがすぐにソースが塗られて見えなくなった。
完成
これが豆天玉。
ソースをまとったカリッカリの天ぷらとホクっとする豆。ソース辛さを豆の甘さが和らげる。まるでコロッケを彷彿した。よくコロッケにしいてある千切りキャベツも一緒に食べたような味だ
たこ八は六本木ヒルズのふもとで近隣にお務めの方や親子も徳島のソウルを味わうお店でした
翌朝、「開運!豆天玉!」という記事を書こうとしたら
お好み焼きを割ると豆がこぼれ出るところに運を感じた。おせちの黒豆のような
朝食のゆずを乗せたパンを目の前にしてハッとした。ゆずといえば、アンテナショップで聞いた“徳島はゆずの生産量全国2位”という言葉がよぎったのだ
ゆずと魚粉とマヨネーズの我ながらオリジナリティ溢れる創作パン
そういえばこのゆずは物産展で、サービスで多くもらったから冷凍していたもの
冒頭の「ニッポン全国物産展」よりさかのぼる「実りのフェスティバル」にて
どの県のゆずか覚えていなかったので会場配置図を確認した。すると的中。徳島産であった
うちのゆず袋
なんと自分は毎朝徳島を摂取していたのだ。近頃の徳島運はゆずが引き寄せていたに違いない。目から鱗、ゆずからぼた餅…!
そしてこの晩。
いつもの角打ちで店のお母さんが煮付けた豆を頂くことができた。柿ピーなどを貰うことはあるが、お母さんの手作りを頂いたのは初めてで嬉しい。
これからもしばらくの間ゆずを食べるから、まだ徳島運は続きそうです
豆づいている