旅の2日目、時間があったのでもう一度安城七夕まつりへ行った。おでん旅と銘打っているが、おでんはここまで一軒しか食べていない
昨日はどて煮とか食べた
これまでの話
■名古屋静岡おでん旅1日目、しみったれ序章 - きっぷ2000円 酒300円
■名古屋静岡おでん旅2日目、坂の上の彼はいない - きっぷ2000円 酒300円
安城七夕は今日からが本番で、駅前ではコンサートが開かれ、大通りでは踊りのパレードなどが行われていた
参加店も増えていた
昨日から気になっていたお化け屋敷へ入った。スタッフに、〝オネーサンお化け屋敷入るカンジじゃないね〟と言われたが、感じ(風貌)ではなく一人客がめずらしいのだ。大丈夫、わかってる
怖さが選べるようになっていて、「ハード」にした
入口から中のスタッフへ、〝ハード1名入りまーす〟と告げられると一瞬緊張したけれど、〝お化けに触らないでください お化けも触ってこないので〟との説明に覚めてしまった
これはねがいごとの精
脅かせてくれたお化けにうまいリアクションがとれず〝あぁ…ドウモ〟と返したら、『お化けにドウモはねーだろ!』と叱られた
昨日準備中だった地酒会も見ることができた。愛知県はこれから地酒の販売促進に力を入れていくそうだ。
さてここまで、おでんは未だ一軒しか食べていなかったのだが
180円
昨日、静岡のまるしまにて
安城七夕でおでんを見つけた。アルバイトスタッフへそのピンク串は何かと尋ねると、〝生姜か食紅?〟と不明だったけれど買ってみた
80円
味は関東炊きらしい。串に刺さるところは静岡風だ
食べると生姜の味はせず、食紅で色付けられた練り物の中にはウズラが入っていた
おでんも食べることができ、2日間に渡って十分楽しんだ安城七夕まつりであった。
安城の次は豊川の「丸八酒店」へ行った
500円
再会の約束を果たした
豊川から掛川へ移動。この旅3軒目のおでんとなる「すいのや」は今までにも訪れたことがある、缶ビールも飲める駄菓子屋系おでん屋だ
200円
上からやさい半、とり皮、なると。お茶はサービス
静岡と比べて掛川おでんは鶏出汁、青海苔をかけないことが特徴らしい。
当日は掛川納涼まつりが行われていて、ふだんよりおでんや駄菓子を求める子供が多く見られた。すいのやは店先に金魚すくいを出していて、見上げれば掛川城。シチュエーションは最高…だが自分には時間がないので、次のおでん屋へ急いだ。
静岡の居酒屋は何度か訪れているが、おでん街は初めてだった
提灯が連なる横丁。しかしそれは自分が知る大井町とかの大衆酒場とは風格が異なり、店を覗けば狭いカウンター越しにママがいる。
これはスナックだ。
たじろぎつつ各店の張り紙を観察したところ、価格はどの店もあまり違いないように見えた。それで、〝おいでー〟と呼ばれた店へ入ることにした。
おでん旅 4軒目「みよしの」
1000円
しのだ巻とこんにゃくとウーロン茶。店内に価格表示が見付からず恐れ、控えめに注文
今までに行っていた静岡おでんは駄菓子屋系だったため、そのスナック価格に驚いた。いやスナックも菓子!だがなぜ!など困惑。けれど味は何やら食べたことがない濃厚な出汁で、さらに旨い味噌がかけられていた。ここはいい経験を買ったのだと納得した。
5軒目「おばちゃん」
910円
しのだ巻、牛スジ、フワ、最後の店だからとビールを注文したら、小さい瓶だった
もう腹一杯だけれどおでん街であと一軒。“生もあるよ”と言われたけれど瓶ビールにし、届いた瓶の大きさは中ジョッキと同じくらいに見えた。おでんはおすすめメニューから3つを選び、肉を多目に注文したらもつ焼き屋の気分になった。静岡おでんは牛スジと豚モツが入ることが特徴らしい。
おばちゃんのしのだ巻は半分サイズで108円。となると、みよしののしのだ巻は200〜円?
ちなみに前日の親子が〝餅?ちくわぶ?〟と言っていたのはこれかもしれない。
元来自分はしみったれているので、今回はもう少し覚悟と旺盛な食欲を身に付けなければと思った
178円
惣菜屋の生麩煮、家のお土産
しかしおでん旅の結果、全部おいしいことがわかった。ご当地おでんは面白く、今では会話ツールとしてのおでんも手に入れた。
ーーあなたの町は、どんなおでんですか?