きっぷ2000円 酒300円

18きっぷでぶらぶらしたり酒を飲んでいます。恥を書いて昇華する。

帰りみち’17。師走の黒磯

 

東京から仙台へ毎度、各駅停車で帰省している。改めて確認すると、約7時間かかるらしい
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常に有料特急を利用しない設定にしてある

 

 

改めてというのは、自分は何度も途中下車をするので実質の乗車時間を気にしていなかった。とりあえず朝に出発して、仙台の酒場のラストオーダーに間に合えばいいと思っている
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※ゴールは店でなく家だ

 

 

一日かけて行けば毎度いろいろなことがあるが、以下は昨年末に帰省した時のことだf:id:sinomiy:20180217155133j:image

ここは黒磯

 

 

ふだんは黒磯駅前のパン屋へ、土日限定のドーナツが店頭に並ぶ時間(12時頃)に着くように家を出る。概ね9時に蒲田駅を出発し、3時間居眠りをすれば到着
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宇都宮から黒磯までの車内はイラストが楽しい

 

 

その日は金曜日のため気に入りのドーナツは無く、しかし他のパンも美味しいので購入。次に近くにあるコミュニティ施設「まちなかサロン元気ほん歩」に寄った(過去にも書いていた:二本松 菊人形とあれこれ〈上〉 - きっぷ2000円 酒300円
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「どうぞお休み下さい。トイレもお使い下さい」というハートフルな言葉が貼ってあるなとよく見れば、「ほん歩」ロゴ頭にハートマークが

 

 

おばちゃん(スタッフの方)が淹れてくれたお茶を頂きサロン内の作品鑑賞
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黒磯辺りのおじいちゃん作。固めたティッシュに彩色してあり、立体感が油絵のよう。「人足早く謹賀新年」の札が趣深い

 

 

それから黒磯発の電車が約1時間おきなので、待つ間に散歩した。

 

 

元気ほん歩の近くにあった生地屋の〝手造りバック〟がブランド柄で、欲しい
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歩道から格式が丸見えだったお宅。ゆえんを検索したが分からず
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きっと人のいい店員さんがいるのだろうと想像する、気になる手打ちうどんと、酒場利用もしてみたい食堂
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無数のどんぐり細工
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電車に乗る。昨年秋の時刻表改正より、黒磯からレトロな車両が走るようになった(参考になりました:【黒磯~新白河間】東北本線の旅行は2017年10月からこう変わった | 汽車旅指南所
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パンが映えるシート。

 


郡山へ続く

 

1月まとめ~粕漬をバーに持ちこむ

1月の酒場を振り返る

 

 

明けましておめでとうございます。これは勘蔵の店主が樽酒を振る舞っているところ
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国際フォーラムの正月パーク。利き酒当てて、おちょこくんストラップをもらう
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草津浅間酒造観光センター。噂通りの試飲試食センターだった
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イチゴー始め。新年会帰りのお客さんからお土産頂く
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壱番館始め。石山観音と観音山公園の思い出を話す
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福島漁作の卵焼きはこんがりタイプ
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仙台大沼の振舞い酒、金箔入
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鹿沼もつや、どなたかの親戚の手作りこんにゃくが旨い
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間々田おとめのお通しがムール貝だったりトマト卵焼ハーフサイズの量多い
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ふじのハムカツ60円。酒と合わせて360円
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武蔵屋で競馬当てたお客さんから大吟醸頂く
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むらまつ定例会
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ふじがオーダーストップで、注文していないけど頂いたもの
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とっとりおかやま館の試飲会。むらまつのご夫婦に会えて嬉しい
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阪急、年に一度の大試飲会。ごちそうさまとしか言えない
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たわらやの店に貼られる子どもの絵。これ〝だんだん上手くなっていって年月を感じ、あぁ自分は何も変わらないな〟って切なくなるパターンや
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味の笛でエゴネリ
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横浜のクラブセンセーションにて粕漬けの試食会を行った 。

そのまま食べて美味しいことはもちろん、

パイン+バニラアイス

大根+ポテトサラダ

マロー+クリームチーズ

赤貝+焼おにぎり

+オリーブオイル+レモン…

等と合わせてみた

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盛り方がバーっぽい

 

 

その場に居合わせた、見ず知らずのお客さんにも好評だった。隣の席の方は俳優だったらしい。

 

 

「糀善」の粕漬はバリエーションが面白く、何かアレンジしたくなる、イメージがふくらむ
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いなば糀善 鳥取県(食のみやこ)特産品・粕漬け製造卸売販売、小売及びネット販売|商品一覧

もっと何かと合わせてみたい。

 

 

調子を良くした自分はハシゴした試聴室3にも持ち込み、皆に食べてもらった。その場にはアイドルもいたらしい。皆さんご協力ありがとうございました
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大根+チョコレート

 

 

 

今年も宜しくお願いいたします。

 

 

掛川 花鳥園と居酒屋

 

掛川に、葛布を買いに来て無事に買えて夕刻

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スーパーのうなぎ弁当が安すぎる

 

 

初めに出会ったパン屋の社長にステンドグラス美術館を薦めて頂いたが、開館時間にまに合わなかった。ガラスで名高い小樽に匹敵する美しさだそうで、次回行こうと調べてみると、掛川グラスと小樽グラスは協定を結んでいた。
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「文化・芸術の振興に寄与することを目的に」と。敵ではない

 

 

小崎葛布のご主人に教わった居酒屋に向かった。主人は酒を飲まない人なのに、自分の〝近所のお年寄りが集いそうな〟というリクエストに合う店をひねり出してくれた。

 

 

そうして向かったが時間が早いせいか、まだ集っていなく、少し町を散策するとある交差点に、雰囲気の良い店があった
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これは「お年寄りが集いそうな店」!

 

 

店内が全く見えないなぁと立ち止まり、クチコミ検索をしようとした時ちょうど、客のお年寄りがやってきて自分に「入る?」と言ったが、とっさに「いいえ」と答えた
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(挿し絵:小崎葛布さんより)

 

 

しかしお年寄りが入る隙に見えた店内の光景は、自分が求めていたものだった。検索せず不安は残るが、エイと扉を開けた。「やっぱり来ちゃいました」
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(挿し絵:街角の山内一豊、千代夫人)

 

 

先ほどのお年寄りが女を連れてきたと、店は小盛り上がりした。カウンター10席くらいだろうか、地元のご年配(失礼)で満席。おっとりとしたお母さんと、姉御感ある娘さんできりもりされている。ドリンクのメニュー表示がなく、うろたえた。食事は黒板に書かれている。適当な飲み物と黒はんぺんフライを注文した
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料金がわからない

 

 

今まで食べた黒はんぺんフライの中で一番分厚かった。料理の写真を撮っていいか、尋ねると〝良いけれど、ふだん取材など断っているので、あまり拡散しないで欲しい〟とのことだった。ということはクチコミ検索をしても見つからない店だったのだ
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(挿し絵:掛川城下こだわりっぱより)

 

 

なんとラッキーなことか。取材拒否だからと言っておカタくなく、馴染み客が和気あいあいとするリーズナブルな店だった。自分は皆さんに受け入れてもらえて、楽しい時を過ごした。また来ようと心に決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3か月後
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向かっているところ

 

 

掛川に着く前に地図を見て、「たこまん」とは何だろうと調べてみれば、試食がたくさんあるお菓子屋らしい。場所が居酒屋で教わった「掛川花鳥園」の向かいだったので、合わせて行くことにした。

 

 

駅を出てスマホのナビに従い進むと、トンネルがやってきた
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こわい

 

 

メルヘンチックな小鳥を想像していたら、突如現れた写実的壁画と闇。引き返したくなった。

 

 

案外短く、通り抜けて到着
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安堵のあまり電柱も気にならない

 

 

たこまんに入るやいなや、〝どうぞ御上がりください〟とお茶を渡され、テーブルに案内された。卓上には試食がセットしてある
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たしか4卓あった。イートイン用ではない

 

 

席に着いて茶と菓子を頂いた。他のテーブルには別の試食が置いてあったので食べて回り、気に入った「大砂丘まんぢゅう」と「アマンド娘」を購入。まんぢゅうは濃厚なチーズケーキのようで、娘は堅さが絶妙なマドレーヌであった
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ビジュアルからカリッとしてる

 

 

併設の時計オーディオミュージアムもかっこいい
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時計を見学していながらも、ゆっくり過ごして時間を忘れそうになった。そのためか店内には時刻表が

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たこまん/TOPページ

 

 

 

 

店を出て横断歩道を渡ると花鳥園だ。訪れたのは年末で、各所に正月支度が見られた
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酉年を迎える時はさぞフィーバーしたことだろう
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園内に入るとフクロウの部屋が並んでいた。世界のフクロウがいる
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掛川花鳥園は〝花と鳥とのふれあいテーマパーク〟だが、ここは金網に閉ざされた静寂の間であった
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〝日本のフクロウの鳴き方はゴロスケホッホ〟と書かれていた。他の生き物でもそうだけど、鳴き声に初めて字を当てた人すごい

 

 

フクロウの間の次は大広間に渡る橋のような、ちょっとスマホを見て歩いたら見逃しそうな通りだったが、池にペンギンがいた
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歩きスマホはやめましょう

 

 

水族館の花形が手の届きそうな距離に。ペンギンとフクロウと、自分がイメージしていたメルヘンと異なる鳥が続いた
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橋の反対側はオシドリ

 

 

次の大広間から先は温室になっていて、色とりどりの花が咲いている。一つ目の広間はバイキングレストランと物販があり、辺りは正月の飾り付けがされていた
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当然だけど酉年が終わっても鳥なんだな

 

 

レストランの次は催事場。時間毎にバードショーが開かれ、壁側には常時フクロウがズラーと並ぶ。金網ごしのフクロウとは違い、こちらは足が繋がれているだけで、迫りくる勢い
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正月仕様の止まり木と、フクロウの端にいたやけに可愛い生き物。ピグミーファルコンというらしい(掛川花鳥園でデビュー予定のピグミーファルコンが可愛すぎる - NAVER まとめ
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バードショーではスタッフのお兄さんお姉さんの手から手へ、大きな鳥が渡る技を見た。観客の頭上すれすれをビュウと来る。ショーの注意事項に「お客様の近くを鳥が飛行いたしますので、席に座ってご覧下さい」とあった。この広場では様々なショーが催されるようだ
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ショーの隣の広場から本格的なふれあいが始まった。コガネメキシコインコのエサを購入している客に、わさわさインコがやって来る。自分は観察。体にインコを盛っている人に醍醐味を見た。下は花鳥園サイトの動画だが、一般客でもこうなっていた。ちなみにスタッフブログが読み物サイトとして十分面白い

www.youtube.com

掛川花鳥園

 

 

広場には魚が泳ぐ大きなプールがあって、部屋の端まではっきりと見渡せなく、端から端へ、油断していると時折インコの大群が縦断する。ジェットコースターが向かってくるようなスリルだった。花鳥園は水族館と遊園地の要素も持つ
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体育館大の部屋が続いたが次は教室くらいだ。ハト大の、カラフルな可愛らしい鳥たちが、足元を歩いていたり目の高さに佇んでいる。自分はエボシドリが好みだった
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次の部屋はフラミンゴが際立つ、楽園のようなところだった。自分は餌体験はしなかったが、見るだけでも飽きない(体験の様子がこちらのおもしろサイトに載っています:@nifty:デイリーポータル Z:トリまみれになる
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2時間過ぎたところで帰ることにした。予想外に夢中になったのできりをつけた。ぬり絵などあきらめた。しかし後で園内マップを見返すと、屋外エリアを見逃していた。丘や牧場まであった
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2時間なんて甘かった

 

 

そしてステンドグラスは間に合わなかった

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社長、また来ます

 

 

またパン屋の社長に教わったステンドグラス美術館に間に合わず、町のシンボル掛川城にさえも行っていないが、花鳥園は最高だった。

 

 

 

 

 

 

 


 

そしてあの居酒屋に帰る
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2度目の掛川の夜。前回訪れた居酒屋で花鳥園へ行った報告をした。地元の皆が言うには、花鳥園・城・温泉が三大掛川スポットらしい。次に来るときはあと2つと、ステンドグラスを見に行こう。また時間が足りなくなりそうだな。

 

 

 

 

 

掛川 くず布とアンデルセン

 

ある旅の途中、静岡駅の売店でかっこいい財布を見た。それは「掛川くず布」という工芸品らしい。その場で欲しかったが、あらためて後日、掛川へ向かうことにした
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満を持して訪れた

 

 

ここがくず布の故郷、掛川。駅前には「スローライフの街」「掛川茶エンナーレ」などの言葉が掲げられている。今からこの街で何が起こるのか、期待が膨らむ。

 

 

先ずスーパーに入った
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ど旨い

 

 

様々な文化施設を差し置いて入ったけれどこれも観光。スーパーの名を「ウィタス138かけがわ」という。テナントなどの肉屋が静岡のチェーンであり、パン売場には「掛川アンデルセン」と表記されている。首都圏にあるパン屋のアンデルセンと系列なのだろうか?

 

 

パンを眺めているとスタッフのおじさんがやって来て、声をかけられた。

〝お楽しみ袋を待っているの?〟

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そんな楽しい袋、知らない

 

 

違う旨を伝え、掛川アンデルセンは地元に展開する店であることを伺った。おじさんは社長で、近くの店舗からお楽しみ袋を作りに来たそうだ
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近くというとスーパーから5分くらいの連雀店だろうか

かけがわ街なかイベント情報発信サイト 街ん中ナビ

 

 

お仕事中におしゃべりしてすみません、と言ったら社長は〝仕事じゃないよ。シール貼りに(袋作りに)来ただけ〟と言い、アンデルセンのことや、自身の子息は別の企業に勤めていること、今の日本経済のことなど話してくれた。

 

 

ひとしきりして、ところできみは?と聞かれた
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ええと、ただのパンずきです(写真は同静岡県内のクリタパンさんより)

 

 

日中に買い物かごも持たずスーパーをぶらぶらしている自分は不振だっただろう。東京から「掛川くず布」を見に来たことを告げると、社長はくず布のことを教えてくれた。

 

 

くずは葛だった
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掛川手織葛布ホームページ

 

 

自分はくずを、余りものの「くず」と勘違いしていた。裂織とかの仲間と考えていた。お恥ずかしい。静岡駅の売店表記がひらがなであったからだと信じたい
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これ。不揃いな感じがくずっぽいかと 

 

 

スーパーのパンコーナーで葛布の予習をさせて貰った。詳しいですね、と伺うと社長は〝地元の人なら皆知っている〟と言ったけれど、先述のサイトに「農学部出身の社長」と書かれていたのできっとそうなのだと思う。それから観光スポットなどを教わり、店をあとにした。社長ありがとう。

ウィタス138かけがわ|we+138Kakegawa

 

 


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路面店アンデルセンを訪れると、付近の塾の生徒らしい子たちが見えた。自分はパンでなくシュークリームを買ったが、クリームがいっぱいで美味しかった。あんパンのこしあんつぶあんのゴマの色が、一般的な店と逆な気がした。

 

 

今度こそ満を持して訪れた
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三軒ある織元のひとつ、掛川城のふもとにある小崎葛布工芸さん。店構えが上品である。戸を引くと玄関、売場は和室だった。

 

 

店のご主人は若輩の自分へも丁寧に接してくれた。初めに葛布ビデオを鑑賞し、二階の工房は自由に見学させてもらった
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階段を昇るとなんとも素敵な光景

 

 

温もり。初めて見るのに懐かしい感じ

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織機、紡がれた糸、染色された糸、たくさんの道具、ひとつひとつ一本一本に人の手がかかっている

 

 

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ビデオでお年寄りが葛を採取する姿を見た。取った葛を糸にする過程も織るのも大変。葛布を作る挿し絵がパンフレットにあったけれど、江戸くらいの様相で、この時代から制作の様子は変わっていないということだろう
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江戸どころか鎌倉時代からこんな感じかも

 

 

温もりの中にはたくさんの苦労がある
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傍らにバランスボール。従業員の方が休憩に使うのだろうか

 

 

二階の見学を終えて、店主と話しながら買い物。いろいろと欲しかったが葛布を知るきっかけとなった財布に決めた。なお自分は約20年の間、1~2年おきに西陣織会館で財布を買い換え続けていたので、今回のことは事件である
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長い間ありがとう西陣

 

 

財布の色を迷っていると、店主が似合う色を薦めてくれた。葛布は使い込むと良い風合いが出るそうだ。所々の「たま」が可愛い
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いつか落とし物でこちらを見かけたら、ご一報下さい

 

 

葛布は鎌倉時代頃からある工芸品なのに知名度が高くなく、明治維新や戦争を経て従事者が減ったそうだ。取引先は今、小崎葛布さんでは海外に多いらしい
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これは奥さんの友人が作ったというテープカッター

 

 

海外で葛布カーテンが人気とのこと。たしかに植物の野趣と手織りの繊細さ、素朴と気品。ジャパンブランドの形容詞がまるで当てはまる。

 

 

ところで自分が神戸のライブハウス帰りだと漏らすと、店主が興味を示してくれた。ジャンルは違えども音楽が好きで、きっかけは仕事でアメリカを訪れた時に逢った路上JAZZらしい
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葛布と音楽の話ができるとは幸せな時を過ごした

 

 

現時点で表だった情報ではないが、葛布界では国内の有名大学と大企業が組むプロジェクトが始動したそうだ。掛川に美術館がある資生堂とか

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当館のご案内|資生堂 アートハウス | 資生堂グループ企業情報サイト

 

 

今後の掛川が大きく変わるかもしれない。動向に注目だ

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スローな街がどうなるか

 

 

http://www.shizufan.jp/netamap/seibu/43366/:小崎葛布さんについて丁寧に取材されている記事

 

 


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葛布見学を終えて掛川城へ向かったが、既に閉館。話は混線するがこの日の午前、自分は愛知県の岡崎にいた。味噌蔵を見学した後、きっと時間がなくなるだろうと岡崎城はやめておいたけれど掛川も間に合わなかった。2城も得ず

 

 

 
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〈続く〉

 

 

 

 

12月まとめ~暮れのご挨拶

 

12月の酒場を振り返る

 

 

静岡ひよこ、年末か年始に行くので休みはいつですか、と電話したら「第二月曜って何日だっけ?」と。女将きみちゃん、来年も元気でありますように
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掛川の某店は元日だけ休むそう。沼津も焼津も良いが、掛川のアジフライも美味しい
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福島でずっと気になっていた漁作、もっと早く来るべきだった。ご常連曰く“福島で一番いい店”
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仙台の大沼、いつも注文するレバーと本日のオススメ牡蠣串のどちらにするか、迷っていつものにしたけどここのレバーは牡蠣の食感なんだった
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有楽町、二年に一度の祭り「村イチ町イチ」で、たくさんの町村の酒を試飲がぶがぶ…
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愛知県のチェンソー団体と出会い、あのクマの真相を知る

安城 願いごとの聖地 - きっぷ2000円 酒300円

 

 

新橋、壱番館でウイスキー角とシーバスとヘネシーブランデーを味見させてもらう。ありがたや~
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蒲田もつぎん飲会、チョイ飲みセットの肉が多すぎてチョイじゃ済まない
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品川ふじ、自分のオーダーは酒と春菊天で、他は閉店前のサービス。“早い時間に来たらサービスするよ!”って既にもらってる
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新橋むらまつ、奇跡のイベントに遭遇
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神田駅でぼんやりしていたら休日のイチゴーマスターとコマチャンに声かけられて、乾杯
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とっとりおかやま館で催事中だった糀善さんとイートインコーナーにて。完売の赤貝漬だったが試食用をいただけた。これ旨いのだ
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門前仲町の魚三。このそびえ立つあん肝を、冬の山としよう
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小山いごっそで、お通しが茶碗2杯きた

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小山安田製麺、営業休みだったが入れてもえて家族のパーティーに参加する
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今年も各地の酒場にお世話になった。皆さん来年もお元気で、飲みましょう
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自分が行く店は年齢層高いから本気!