きっぷ2000円 酒300円

18きっぷでぶらぶらしたり酒を飲んでいます。恥を書いて昇華する。

滋賀の草津 2時間で見たもの

18きっぷで京都へ行った帰りに少し時間があったので、草津駅で降りた。初めての地、2時間くらいだが町を歩いてみよう。

なにがあるかな
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駅前の定食屋ショーケース、やきそば奥に大津絵が
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滋賀で好きな物の一つ、大津絵。のびのびした線が良い。



うなぎの隣は信楽たぬき。ガラス内に、一度に名物を見ることができてラッキー
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定食屋のサンプルケースをしばし鑑賞した。



食の名物といえば自分は草津の「うばがもち」と福岡の「うめがえもち」を混同していたが、今回で覚えた
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うとがともちが同じだから。



駅前の大きなビルと間もなくアーケードを過ぎると、歴史的景観の道に入った。ここは要所東海道と中仙道の分岐点
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古来、街道を行き来するみんなが「あぁここが」となった場所。



昔のポスト
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オブジェ。タイトルは「分岐」だろうか
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漫画スラムダンクを思い出した。



観光案内と休憩施設を兼ねた夢本陣で、草津滞在2時間をどう過ごすべきか、ガイドのおじさんと30分間話した
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おじさんに草津の酒について聞いてみると、太田酒造という江戸城を築いた太田道灌を先祖とする酒蔵を教えてくれた
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寄れなかったけど。手づくりマップが力作。



しかしその時自分は道灌を知らなかったので、品川プリンスホテル建設に関わったというおじさんのほうが凄いと思った
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偉人道灌を後で調べると、有楽町国際フォーラムの正月スタンプラリーで、いちばん見つけるのが難しかったポイントにあった像がそれだった
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あの時の



夢本陣には雛人形が飾られていた。当時、滋賀県内で開かれていた「びわ湖のひな人形めぐり」の対象地だった
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滋賀の雛祭りイベントの範囲は、日本一のびわ湖を半周。巡りがいある



ガイドのおじさんに別れを告げ、教わった街道交流館へ。町並み模型や旅人グッズの展示があった
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旅人の服が着放題。



急ぎ見学し、宿場の雰囲気を掴んだら次に、草津宿本陣を訪れた
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昔の高級旅館のようなところで、浅野内匠頭吉良上野介などが泊まった。国の史跡。



こちらも「びわ湖のひな人形めぐり」の対象になっていた。これは「草津市所蔵 東之華作 ひな人形」。着物後ろの柄が可愛らしい
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上からのぞける状態の展示は意外と珍しい。



この東之華さんという作家が、見逃した五個荘、近江上布の人形師・東之湖さんの弟子だった。またもや近江商人の縁※を感じる
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※当ブログ五個荘についてhttp://sinomiy.hatenablog.com/entry/2017/05/14/192635



草津短時間の散歩のうち、自分が最近凝っている人形見物ができて嬉しい。滋賀の作家の雛人形は色使いが清々しい印象であった
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ちなみにこの町のアーケードをカラーモールという


うばがもちや
http://www.ubagamochiya.jp/syohin/index.html
草津宿
http://www.kusatsujuku.jp
信楽陶苑たぬき村
http://www.tanukimura.com/yurai/





そうして約2時間の途中下車を満喫し、電車に乗り込んだ。

5月まとめ~拝啓 反省しています

5月の酒場を振り返る。

仙台、店の営業日に合わせて前倒し帰省。自分好みの店はGW休みがち
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仙台帰りに小山のパパママの店。お土産に持たせてくれた赤飯が美味しかった
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ドラム缶で高価なもの注文した。牛スジ300円
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酒蔵信州、うわずみはシロップのよう
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こひなたで高価な馬刺し、300円
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竹とんぼはスナックなのだろうか?
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イチゴーの日はいらっしゃいませでなく「夢の国へようこそ」
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休肝日に八重瀬で食事
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おかやま館の試飲会、珍しい焼酎を試す
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萬作、壁にうっすら映る絵が釣りキチ三平。作者とマスターのお父さんが友達で、店で時々飲むそう。常連客曰く「ただのじいさん」。それだけ慣れ親しんでいるのだろう。醤油で絵を描くという逸話
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魚三酒場、噂通りのコスパと金亀
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野毛らしい一枚
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ぐんまちゃん家は銀座プライムポッド(話題のゲストハウス)と同ビル
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国道下でやきとりを注文すると「甘いの?しょっぱいの?」と聞かれる
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壱番館で真っ黒な煮込みを食べていたら(美味しいの)、隣のおじさんが冷奴、いかそうめん、ナッツなどを注文していた。逆隣の女性はコロッケである。飲み屋にある、おじさんたちの健康に気をつかう光景
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自宅非常階段で寝てた事件の翌日、無くした記憶を辿るため写真を見ると、4軒目の店の階段が写っていた。予期か
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もうハシゴやめます。

淡路島たまねぎかりんとう

今週のお題「おやつ」

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やまわきのたまねぎかりんとうダイコクドラッグ安売り菓子コーナーのはじに、少しホコリかかって置いてあったが美味しくて後日3袋買った。たまねぎの香り濃く塩気あり、食がすすむ。100円(定価不明)。ダイコク定番商品ではなさそうなので次はいつ見つけられるだろうか
http://www.yamawakiseika.co.jp/business/product.html

寺とか行かない京都 当尾の巻

18きっぷで京都~2017春


東京発、9時間の乗車も途中下車を繰り返して向かえば苦ない。夜に到着してライブハウスへ行った。目あては地元ではなくふだんから東京で見ているバンドだが、いつもと違う場所で見るのも良い
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ライブハウスといえば近くのカバン屋へ遊びに(挨拶に)行っている。よく泊まる宿にもほど近く、以前に持参のカバンに不都合が生じてこちらで買い換えたのだが、スタッフがはんなりとしていて良かった
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買い物といえば西陣織会館を利用する。西陣織の資料館だけれど入館無料で、ショッピングゾーンが広い

https://nishijin.or.jp/watch
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1976年開館、かつては入り口ホールで着物ショーが行われていたがリニューアルし、ショーの舞台が喫茶テーブルになっていた
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ショーは別の部屋でやっている



先日は錦市場の立ち飲み屋へ行った。若者に“おねーさんの音楽の好みだとネガポジ(ライブハウス)が合うと思うよ!”と教えてもらったので今度行ってみよう。旅先で新しい音楽にも出会いたい
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若者に木津の美味しいコーヒー屋も教わるが定休日だった。木津駅前に朝9時半から開店している店があり、近付いてみると、服と健康シューズと宅配便と不動産と観光案内が置かれてあり、混沌としている
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主に洋品店だったけれど、あとで調べてみるとこの京一屋は、昭和10年創業のたいそうなお店だった。平日は朝8時半の開店らしい

http://www.kyoichiya.com
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観光案内の担当者はまだ出勤していないと聞き、パンフレットをもらった。この地へは磨崖仏を見に来たのだ
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木津から電車とバスを乗り継いで当尾へ行く



これは石仏散策コースの中でも有名な「笑い仏」。全く想定していなかった山歩きの険しさの中現れた仏さまは確かに微笑んでいるように見えた
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山の中腹で農産物を販売しているおばちゃんと客の会話が聞こえた。洋服を、“それいいわねぇ〜” “これ着てると誉められるのよ~”という内容にハッとした。自分も前日、西陣織会館の会計時に同じ会話をしていたのだ
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店員「それうちの財布ですよね?」自分「ハイこれ持ってると誉められるんですよぉ~」
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遠い旅先の山で、ひそり羞恥心に襲われた



石仏を巡りひたすら歩くコースを終えると、岩船寺か、浄瑠璃寺という寺に着く。この辺りの観光のメッカだが自分は既に達成感を得ており、見学しようかどうしよう…と悩んでいるところにちょうど、1時間1本のバスがやって来た
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とっさに乗った。国宝無視してしまった。また改めて見に来ねば… そうだ、コーヒー屋も行こう

寺とか行かない京都 嵯峨野の巻

※京都の巻は時系列順不同で綴っている


ゲストハウスを巡るのも超観光都市、京都の楽しみだ。“町屋改装系”“アパート合宿系”など自分で分類しており、今回選んだのは“高級カプセルホテル系”。大浴場が特色、一泊2500円。繁華街、大丸百貨店の向かいにある
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これは大丸の裏にあった100円立ち飲み。激安店が百貨店を挟むことに京の都の渾然一体を感じる
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二日目の宿はオープンしたばかりでとても綺麗だった。土曜でも一泊3000円
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この東京店は銀座ぐんまちゃん家の上にあったりする。HPに書いてあった宿のコンセプトが【ミニマルにコーディネートされたファシリティ】だって。都内在住でも泊まってみたい
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ご当地ベーカリー進々堂が宿から近かった。モーニングはパンが食べ放題で、開店時間前に行ったら先にいたおじいさんと話すことに。近くにお住まいで、後から来る家族とよく朝食をとるそうだ
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ご家族の隣の席に座らせてもらった。店内は観光客で瞬く間に満席
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おじいさんの奥様は浅草から京都に嫁いだというので、京都の人間関係やしきたりに馴染むまで大変でしたか、と問うと、「大丈夫だった。そういうのはジジババの世代よ」と言っていた。結婚50年の彼女が言うジジババとは
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おじいさんたちはこんなに食べてない



ちなみに錦の立ち飲み屋で会った、20代女子(出身岩手)にも同じ質問をしていたが、「いまはそうでもないですよぉ~」と言っていた。京都の“いけず”文化はとうの昔に終わっていたのか
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京都のパン文化を岩手に持ち帰るべく働きにやって来た女の子、現在たこ焼き屋にお勤め。パンは今“休んでいる”らしい



奥様に、いい人がいるから紹介したいと言われたが、自分既婚。しかしそうなっても京都はもうコワくないんだな
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「これ使って」と貰った割引券。ごちそうさまでした



京都と人形が好きな自分だが、さがの人形の家は初めて訪れた。郷土人形博物館の総本山のようなところ
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ビッシリ!
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HPから収蔵品を見ることができるが、館内撮影可能は有りがたい
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たぶんHPに載ってないやつ


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からくり、鴻巣雛、かつて自分が見た人形をおさらい

館長の挨拶が素敵だった。
~郷土人形は…美の原点である単純素朴で表現の自由な味わいと土のぬくもりがあります/私達に無言で語りかけて来るあたたかい美を持っています。心のふる里、心の対話を求めて下さい~
http://sagano.or.jp/greetings.html
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人形の家を出ると日が暮れていた。周りのお寺など閉まってしまった。しかしせっかく嵐山まで足を伸ばしたので観光してみたい


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クイズを発見

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滝口寺、「滝はありません」が世知辛い

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嵐山といえば竹だね~

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竹だよね~

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畑の中に小倉餡発祥の由来が

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駅のイルミネーション



嵯峨嵐山を後にする。
帰りの電車でおばあちゃんグループにハイチュウをもらった

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おばあちゃんの一人が「これ何?ヌガー?」と言った。いいな、自分もハイチュウをヌガーと呼ぶ女になりたい。




今回もまたいろいろと行き逃してしまった。だから何度も訪れたく、その都度に会いたい人が増えていく… 楽しみが尽きない、旅は

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閉門の字がそぼく