きっぷ2000円 酒300円

18きっぷでぶらぶらしたり酒を飲んでいます。恥を書いて昇華する。

犬山 からくり展示館

愛知の観光パンフレットに載っていた「からくり展示館」が面白そうだったので行ってみた
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右下かどに小さく写っている


パンフレットには“九代玉屋庄兵衛は江戸時代から続く伝統の技を今に受け継ぐ日本唯一のからくり人形師” と書かれていて凄そうだ。ちなみに紙面のイラストは「愛知県観光キャラクター ひでっち」というらしいが何者だろう
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名古屋から犬山への移動中、窓から巨大仏らしきものが見えたのでスマホで検索すると、愛知で気になるものを調べると出てくるサイト「いたみわけ.com」さんが現れた
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夢のお告げで作りました^^B級スポット界の超重要物件!『布袋大仏』 | いたみわけ.com
今回も参考になりました


そんな車内を過ごし犬山駅に到着。城下町を散策しながらからくり展示館へ向かった
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犬山駅舎の上はマンション


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こちらは旧磯部家住宅。ふくらみある「起り屋根(むくりやね)」が特徴とのこと


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「ソフトdeもりぐち」「ソフトdeげんこつ」とはなんのこっちゃと思ったら当地の長い大根・守口大根酒粕漬を使ったソフトクリームだった


ウィキペディアによると191.7cmの守口大根が「世界最長の大根」としてギネスに認定されたそうだ。ふつうでも120cmにもなる
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ソフトクリームは洋酒のような味がしておいしかった。げんこつはきなこのこと


いよいよからくり展示館へ
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からくり展示館|からくり 伝統、歴史、技術。ものづくりを支える。

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その日は玉屋庄兵衛氏の実演日ではなかったので、館内に流れるDVDを見たのだがこれが面白くて2周見た。犬山のからくり人形は祭りの山車の上に設置され、下にいる人間が糸で操る。人の姿は観衆から見えず、人形がアクロバティックに動き、まるでマジックか心霊現象
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山車からくり以外の展示物もあった


からくり人形といえば茶運び人形くらいしか知らなかったので勉強になった。感銘を受けた自分は帰りに「からくり人形メガネ拭き」を買った
youtu.be
今度は犬山祭の時に行きたい


展示館を後にし、メインストリートの反対側へ行ってみた。ひとけがなく、すぐに引き返すつもりだったが意外におばちゃんから呼び込みを受けて店に入った。そこは猫グッズのギャラリーとなっていた
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交差点を隔て一方は国宝犬山城、もう一方はシャッター街。この猫柄とギャラリーは関係ありません
 

展示品はおばちゃん自身のコレクションであった。ロシアで買った…お友達がプレゼントしてくれた…愛知のラジオでDJやってたことがある…など説明してくれた
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実は大田区出身と聞き、偶然自分と同じだったことに小盛り上がりした


ギャラリーは誰でも自由に入れるようになっており、この時も地元の子ども同士が出入りしていて、おばちゃんが“きたない手で触らないでッ”と言うピリッとした瞬間があった。


帰りに寄った犬山のイトーヨーカドーが来年2月に閉店することを後日のニュースで知った。写真を撮っていたので思い出に載せます
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入口

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食品売場

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ファッション
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犬山について後日東京の酒場からは、明治村焼肉屋が良いとも聞いたからまた行きたい
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【追記】東京の観光イベントでひでっちに会った
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愛知県知事のキャラクターだった

豊橋で飲んで帰る

愛知旅、楽しかったですありがとう。最後に豊橋に寄る。
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町の様子
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駅の一角がトマト柄

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路面電車

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本物の土器をさわれる施設 http://www.toyohashi-bihaku.jp/?page_id=6010

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ユーモアの出会い

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レトロ商店街

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ユーモア。




夕方、居酒屋へ
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昭和2年開業という角打ちの名店、立呑あさひさん。八丁味噌を使った「いわし酢みそ」と、隣客の競輪話を肴に地酒を頂いた。ご当地感いっぱい。


豊橋記念ダイジェスト - YouTube
競輪の動画っておもしろいですね



店を出ると花火の音。見ることはできなかったが、ちょうど花火大会が行われていた。
この後、偶然 花火に関わるお父さんと酒を酌み交わすことになり、豊橋は手筒花火発祥と伺う。


2軒目
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呑ちゃん。こちらも地元のご常連が集う店で、楽しませて貰った。それを物語っているのが飲食と話に夢中でまともな写真を撮っていないこと。


まだ酔っていない1軒目で撮った写真
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2軒目の写真、きたなくてごめん
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解説:皿に梅干しを山盛りにしてるお客さんがいて、割りものなのか食べるのか?「それ凄いですね」と話したら分けてくれた。しかしこちらはもう帰ろうと皿など重ねていた。お酒は飲みきっている。「食べきれなくてすみません、写真としていただいていきます」と撮影。



花火のお父さんの話に「手筒って何?へぇぇーー」と聞き入ったが、後日写真を見返すとそのようなマンホールが写っていた。
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火の粉を浴びるそうです




夜も早い時間だが18切符を使い帰るので出発。19時の電車に乗れば、鈍行でも豊橋から蒲田まで帰ることができる。暇万歳。
改札内でデザート買って、最後の最後までうれしオイシイ愛知県でした。また行きます。

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〈2016年9月9-10日 愛知に行ってきた話〉終わり

高浜港 鬼みち

高浜市には、人形小路・鬼みち・海のみち、という3つの「さんぽみち」がある。
…鬼みち?人形スタンプラリーのあとに行ってみた。名鉄三河線で吉浜から2駅8分、近い。
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瓦屋根

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鬼瓦


鬼みち=鬼瓦の道。高浜市は日本三大瓦の一つ三州瓦の生産地だった。訪れることができて光栄です。ちなみに上の写真が日本一大きい鬼瓦だというが分かりにくいので、市のHPをご覧ください。
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http://kankou-takahama.gr.jp/sanpo/77/


ニコニコ鬼広場、鬼パーク、オニハウス、あかおにどん工房、くりっく、ってなんだ?宅老所じい&ばあ、ってポップな!見所たくさんなのに、吉浜のおばちゃんとおしゃべりしすぎて時間無い。鬼みち4.5キロのコースのうち1キロを歩いてきた。f:id:sinomiy:20161008131408j:plain



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切通を見上げると漫画「昔話陶板」

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左の筒の上の顔は何?謎を残して急ぐ

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鬼マンホール

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瓦ポスト

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「瓦ベンチ凄く暑いデスネ‼」とオニハウスのおじさんに言ったら、“瓦は熱を吸収するから屋根に適しているんだよ”と優しく教えてくれた。

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せんとくん

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民家の縁石、瓦

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小さなお堂を覗くと高浜市文化財という絵馬があり左からむかで退治、羅生門、花鳥図。かっこいい。

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愛知は巨大仏が多い

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瓦の海、すてきなポスター



足早に見ても楽しかったが今度は時間に余裕を持って行きたい。“胴回り8mの陶管焼大だぬき”が気になっている。





一富士、二鷹、三州瓦、初夢で見たらいいやつ。

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豊橋で飲んで帰る〉へ続く

吉浜 紫峰人形美術館

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小路のカジュアルに置かれる人形たちとは別に、プロの手による人形の館があった。



株式会社吉浜人形、愛知最大の節句人形販売店だ
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屋久雛人形、高級

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みどりの

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いいかお



ところでスマホを見ながら寝落ちた朝に、奇怪な写真が残っていたことがある。
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何があったんだ



よく思い出してみると、誤ってこちらのサイトをスクリーンショットしてしまった模様

読んでみてください




紫峰人形美術館は節句人形売場の上の階にあって、会議室のような部屋、人形がぎゅうぎゅうに展示されていた
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江戸時代を再現しているそう



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昔の玩具や郷土人形の展示も

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これは山形のいずめこ人形



プロが作った人形をなぜか無料で見ることができ、ワンフロアに詰め込みすぎではないか、と違和感を覚えたが、あとでホームーページを見たらこれ、

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http://www.yoshihama.co.jp/main/gallery
どんなイメージだ。で、調べたらこれ、



(閉館)頭クラクラドリームワールド「紫峰人形美術館」【愛知】 | 日本珍スポット100景
意図せず珍スポットに訪れていた



愛知を歩けば珍スポットにあたる。現在の展示も独特で好みだがこの壮大な人形世界、見てみたかったな。



吉浜ビルの向かいにも人形施設があって、【等身大の人形たちが踊る 演じる 全国的にもまれな人形の展示館】と紹介されている。

歌舞伎茶屋 吉貴 公式ページ
旧人形館の面影あるかもしれない、期待。



行った。



休みだった(TT)



正確には前日の悪天の影響でシステム故障とのこと。残念。受付のおばちゃんがおわびにと、亀の根付けをくれた。中に5円玉が入っている
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こちらこそお気遣いすみません



しかし店の様子をYouTubeで見ることができた

翌日に団体の見学予約が入っていると伺ったが、無事に修理終えただろうか。おばちゃんの不安そうな顔が忘れられない。




吉浜でかけがえのない時間を過ごした
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〈高浜港 鬼みち〉へ続く

吉浜 人形小路

以前犬山へ、からくり人形を見に行ったことがある
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からくり展示館|からくり 伝統、歴史、技術。ものづくりを支える。
ここ。からくりはおもしろい。


山車からくりで有名な愛知県(犬山市他)だが、細工人形の町というのもあるらしい。行ってみた
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名古屋から40分くらい
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自販機6台分の幅


駅前
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無人の小屋に台紙が置いてあり、なんとなくスタンプラリーが始まった


こういうのを見て回るらしい
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http://www.ningyokomichi.com


空き店舗を利用したのかな。中に人形がいた
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ここは通常営業してる商店だろうと思ったら
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中にいた
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ビアガーデン型。中にウルトラマン人形が入っている
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これらの人形を9箇所巡る。平日午前のせいあり、町を歩く人は少ないようだが、庭の土いじりをするおばあちゃんの三河弁が聞こえてくる。後に出会う方によると、付近の景色は100年前から変わっていないらしい。


とてつもないのどかさ。まるで心象風景f:id:sinomiy:20160927020059j:plain
自分の心象再現するフィルタかけました



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昔からずっとこの地におられるのですね
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新参者(大河に合わせ最近作られた人)
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小路の人形は地元ボランティアが作っているそうで、その緻密さに驚く。自分の身近なもので表現すると、ちぎり絵くらい細かい。自然を材料として立体、それも等身大。


こんな凄いものが風吹き抜ける無人空き店舗(他も有り)に置かれている。心配になるが、人形丈夫で町 平和、ということだろう

吉浜細工人形の世界




スタンプラリーコースの終盤にあるお店で、地元の方から話を聞くことができた
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「昔はみんな作らされた」
「金にならん」
「内職とかで」
「岐阜のさるぼぼも内職で作ってた」
「この町は新しい店ができても続かん」
「戦前の政治家はみんな金持つと株に手を出し失敗して自殺した」


リアルな声。3人のおばちゃんと沢山のことを話した(良い話も聞いたよ)。特にむらさきメガネのおばあちゃんが渋かった
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「田舎は大変」



こちらの店内の雑貨ほとんどが地元おばちゃん作家たちの手作りで、所狭しと陳列されている。〝昔は人形を作らされていた〟が、培った物作りのうでを今は自由な創作にふるっているのだろう。

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これ買った。ネクタイをリメイクしたポーチ、300円(使用感出てからの撮影ですまない)



雑貨店で郷土料理「高浜とりめし」おすすめの店をいくつか聞いていたのだが、スタンプラリー後に行ったら、おばちゃん先に食べてた
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再会。ここに決めたって言ってないし来るとも聞いてない!



居酒屋で初対面の人と話すことはよくあるが、今日はランチタイムにおしゃべり。お相手はケンタッキーでパートする手芸の先生モリタさん。ちなみにお酒が好きで、飲みながらの縫い物が最高だという。地域柄の苗字がSONY創業者と遠い親戚にあたるかも。つくづくクリエイターの町を実感した。



お店の方も町の話を聞かせて下さり、皆さんありがとうございました
https://s.tabelog.com/aichi/A2305/A230503/23036607/?lid=header_restaurant_detail_menu
「サロンぽっぽっぽ」食べ放題400円て!




とりめしキャラも細工人形。貝に覆われている
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〈吉浜 紫峰人形美術館〉へ続く